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奴隷転生の俺、最弱ステータスを敵にコピーできるチート能力で王国最強へ  作者: 賢い兄者
序章 最弱で最強の奴隷?

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第11話 暴走ダンジョン

王の間でダンジョン暴走の報告を聞いたあと。


俺たちはすぐに王城を出た。


王都の南門へ向かう途中、街はすでに騒ぎになっていた。


人々が慌てて家に入っている。


兵士たちが叫んでいた。


「門を閉めろ! モンスターが来るぞ!」


俺はその様子を見ながら言う。


「いやほんと急展開すぎません? 王様に会った直後にダンジョン暴走とか」


隣を歩くエリシア王女は真剣な表情だった。


「ダンジョン暴走は滅多に起きません。ですが起きた場合、街一つが滅ぶこともあります」


俺は思わず足を止める。


「それ早く言ってください」


カイルが後ろから歩いてくる。


「だからこそ急いでいる」


俺たちは南門へ到着した。


城壁の外。


そこにはすでに騎士団が集まっている。


そして門の外には――


モンスターの群れ。


ゴブリン。

ウルフ。

スライム。


何十匹もいる。


兵士が叫ぶ。


「来るぞ!」


モンスターが一斉に走り出した。


騎士団が迎え撃つ。


剣の音。


叫び声。


完全に戦場だった。


俺はその光景を見ながら言う。


「いや数多すぎません?」


カイルは剣を抜いた。


「これがダンジョン暴走だ」


そして振り返る。


「レオン、お前の能力が必要だ」


俺はため息をつく。


「ですよね」


そのとき。


モンスターの群れの奥で――


ドン


大きな音がした。


地面が揺れる。


森の奥から巨大な影が出てきた。


全身岩の怪物。


高さは三メートル以上。


兵士が叫ぶ。


「ロックゴーレム!」


騎士たちの顔色が変わる。


「まずい……」


「普通の武器じゃ効かない!」


俺は首をかしげる。


「硬いやつですか」


カイルが言う。


「王都の騎士でも倒すのは難しい」


俺は軽く手を振る。


「じゃあ柔らかくします」


カイルが一瞬止まる。


「何?」


俺はゴーレムに手を向ける。


「ステータス転写」


対象:ロックゴーレム

コピー:筋力


頭の中に表示が出る。


筋力

3


次の瞬間。


ゴーレムの動きが止まった。


岩の腕がゆっくり落ちる。


俺は言う。

「はい、弱体化完了です」


カイルが驚く。


「まさか……」


俺は地面の石を拾う。


そして軽く投げた。


コツン


ロックゴーレムはそのまま崩れた。


兵士たちが固まる。


「え……?」


「今の石だよな?」


俺は手を払う。


「まあ筋力3ですからね」


騎士団がざわめく。


カイルは小さく笑った。


「本当に規格外だな」


しかしそのときだった。


森の奥から――


ズズズズ


地面が揺れた。


俺は嫌な予感がした。


「……いや今度は何ですか」


兵士が青ざめる。


「まさか……」


森の木々が倒れる。


そこから現れたのは――


巨大な黒いドラゴン。


さっきのワイバーンとは比べ物にならない。


観測兵が叫ぶ。


「ダンジョンボスだ!」


騎士団が凍りつく。


カイルの顔も真剣になる。


俺は空を見上げる。


「いやちょっと待ってください」


誰も動けない。


黒いドラゴンが翼を広げた。


そして咆哮する。


グォォォォォ!!


その瞬間。


俺はぽつりと言った。


「……これコピーできるのかな」


こうして――


王都を守る戦いが始まった。

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