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奴隷転生の俺、最弱ステータスを敵にコピーできるチート能力で王国最強へ  作者: 賢い兄者
序章 最弱で最強の奴隷?

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第10話 王との謁見

闘技場での決闘が終わった翌日。


俺は王城にいた。


巨大な扉の前で立たされている。


隣にはエリシア王女。


後ろにはカイル。


俺はため息をつく。


「いやー、王様に会う人生になるとは思わなかったですね。昨日まで奴隷だったんですよ俺」


王女は少し笑う。


「人生とは分からないものです」


カイルは腕を組んでいる。


「失礼のないようにしろ」


俺は肩をすくめた。


「努力します」


そのとき。


ゴォン


巨大な扉が開いた。


兵士が声を張り上げる。


「レオン、入れ!」


俺はゆっくり歩き出す。


王の間は広かった。


赤い絨毯。


両側には貴族たち。


そして奥の玉座には――


王が座っていた。


金色の王冠。


白い髭。


いかにも王様って感じの人だ。


俺は王の前まで歩く。


そして適当に頭を下げた。


周囲の貴族がざわつく。


「礼儀がなっていない」


「奴隷上がりだからな」


王はしばらく俺を見ていた。


そして言った。


「顔を上げよ」


俺は顔を上げる。


王は静かな声で言う。


「お前がレオンか」


俺は答える。


「はい。噂の最弱です」


貴族たちがまたざわめく。


王は少し笑った。


「面白い男だ」


そして続ける。


「魔族を倒したと聞いた」


俺は肩をすくめる。


「まあ偶然です」


王は首を振る。


「偶然で魔族は倒せぬ」


王は少し身を乗り出す。


「お前の能力を教えよ」


王の間が静まり返る。


全員が俺を見ている。


俺は正直に言う。


「俺のステータスを相手にコピーさせる能力です」


貴族たちが笑い出す。


「なんだそれは」


「弱すぎる」


「そんな能力で魔族を?」


王は黙って聞いていた。


そしてゆっくり言う。


「なるほど」


王はすべて理解した顔だった。


「つまりお前は」


王は続ける。


「どんな強敵でも弱くできるということか」


貴族たちの笑いが止まった。


俺は頭をかく。


「まあ、そういう感じです」


王はしばらく考えた。


そして大きな声で言った。


「レオン」


俺は返事をする。


「はい」


王は宣言した。


「お前を王国直属の冒険者とする」


王の間が騒然となる。


貴族が叫ぶ。


「お待ちください!」


一人の男が前に出る。


昨日の貴族だった。


「このような奴隷上がりを王国の冒険者にするなど!」


王は冷たい目を向けた。


「魔族を倒した者より強い者がいるなら名乗り出よ」


貴族は黙るしかなかった。


王は続ける。


「レオン」


俺は答える。


「はい」


王は言った。


「お前の力はこの国に必要だ」


そして少し笑う。


「働け」


俺はため息をつく。


「ですよね」


王の間に笑いが起きた。


そのとき。


兵士が慌てて走ってきた。


「報告です!」


王が振り向く。


「何事だ」


兵士は叫んだ。


「王都南のダンジョンが暴走しました!」


貴族たちがざわめく。


兵士は続ける。


「モンスターが外にあふれています!」


王は静かに言った。


「レオン」


俺は嫌な予感がした。


王は言う。


「さっそく仕事だ」


俺は空を見上げた。


「いやほんとこの国イベント多すぎません?」


こうして俺は――


王国直属冒険者


になったのだった。


そしてこのときまだ誰も知らなかった。


ダンジョン暴走の裏に――


魔王軍の影


があることを。

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