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奴隷転生の俺、最弱ステータスを敵にコピーできるチート能力で王国最強へ  作者: 賢い兄者
序章 最弱で最強の奴隷?

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第1話 奴隷市場


――くっさ。


目を覚ました瞬間、俺の第一声はそれだった。


「いやマジでくっさ。なにこの匂い。腐った雑巾と豚骨ラーメンのスープ混ぜたみたいな匂いするんだけど」


目の前には鉄格子。

周りにはボロボロの服を着た人たち。


そして俺の首には、しっかりと鉄の首輪がついていた。


「……あれ?」


俺は状況を整理する。


昨日まで俺は普通の日本人だったはずだ。

学校帰り、コンビニで唐揚げを買って――


トラック。


「……あー、これアレだ。テンプレのやつだ」


異世界転生。


俺は深くため息をついた。


「いや普通もっと良いスタートじゃない? 王子とか勇者とかさ。なんで奴隷スタートなの?」


周りの奴隷たちがジロジロ見てくる。


「うるさいぞ、新入り」


隣の大男が低い声で言った。


「ここは奴隷市場だ。静かにしてろ」


「奴隷市場!? マジで!?」


俺は立ち上がろうとして、ガシャンと鎖を鳴らした。


外ではガヤガヤと人の声がする。


「今日の目玉は王都から来た貴族様だ!」


「いい奴隷が売れるぞ!」


うわぁ。


完全に売られる側だ。


「人生ハードモードすぎない?」


俺はぼやいた。


そのときだった。


――ピコン。


頭の中に、突然ウィンドウのようなものが表示された。



【ステータス】


名前:レオン

種族:人間


筋力:3

敏捷:2

魔力:1


スキル

【ステータス転写】



「……弱っ」


俺は思わず声に出した。


「なにこのステータス。スライムにも負けそうなんだけど」


だがスキルの説明を見て、俺は首をかしげた。



【ステータス転写】


自分のステータスを

相手のステータスにコピーする。



「……ん?」


つまり。


俺の筋力3を。


相手にコピー?


「いやいやいや」


俺は笑った。


「そんなわけ――」


そのとき。


外で悲鳴が上がった。


「魔物だ!!」


「オークが来たぞ!!」


ドン!!


奴隷市場の門が破壊される。


現れたのは――


巨大なオーク。


筋肉の塊。

身長3メートル。


「ブモォォォ!!」


奴隷商人が吹き飛ばされた。


周囲はパニック。


俺は鉄格子の中でつぶやいた。


「いや待って。俺今、人生で一番弱い状態なんだけど?」


オークがこちらを見る。


そして鉄格子を握り――


バキッ!!


簡単に引きちぎった。


「ブモォ」


俺と目が合う。


「……あ、こんにちは?」


オークは拳を振り上げた。


終わった。


そう思った瞬間。


俺は半分ヤケでスキルを使った。


「ステータス転写!!」


対象:オーク

コピー:筋力


――ピコン。


次の瞬間。


オークの体が、急にぐらついた。


「……ブモ?」


巨大な筋肉が震える。


立てない。


俺はステータスを見た。



オーク


筋力:3



「……え?」


オークはフラフラしながら倒れた。


ズドン。


完全に戦闘不能。


俺はポカンとした。


「……え?」


「……俺、強くね?」


その瞬間だった。


背後から、澄んだ声が聞こえた。


「あなた、今なにをしましたの?」


振り返ると。


そこにいたのは――


金髪の少女。


白いドレス。

青い瞳。


明らかに普通じゃない。


周囲の兵士たちが叫ぶ。


「エリシア王女!! 危険です!!」


王女はまっすぐ俺を見て言った。


「その力……」


「とても興味がありますわ」


俺は答えた。


「えーと」


「とりあえず俺、今から売られる予定なんだけど」


王女は微笑んだ。


「でしたら」


「私が買います」


「あなたを」


俺は思った。


――これ、もしかして。


人生逆転フラグでは?

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