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レストラン

なんとか入口を見つけ、中に入った。戸を開けた瞬間にこれまで以上に強烈な匂いが夏とは思えないクーラーの涼しい風に運ばれてきた。

「い、いらっしゃいませ~」

明らかに戸惑った顔をしてレジの店員が木下きのしたに挨拶をした。店員に言われるがまま奥の机にちょこんと座る。

「こちらがメニューになります。注文のさいはこちらのベルを押してください。」

店員の説明を目を輝かさせて聞く。

メニュー表を開くとそこにずらりと並んだハンバーグだのステーキだのの画像に驚いた。

「この『ハンバーグ』というのはなんじゃろ?こっちもおんなじようじゃが?トンネルと棒みたいなマークはなんじゃ?」

ずらりと並んだ見たことのない美味しそうな食べ物が木下の食力を刺激する。だが,メニュー表にはところどころ『in』というように英語が使われていた。

「あ、これなら読める」

そうして木下は呼び鈴を押した。騒がしい店内に『ピンポーン』と軽い音が響く。

「この『キーテスロコイサ』ください」

着た店員に元気に注文を言った。原因はポカーンとしていた。

「あの、お客様・・・」

「はい!」

「この『サイコロステーキ』でよろしですか?」

木下は一瞬ポカーンとなる。

そして再びメニュー表に目を落とす。

そして一言。

「これ逆向きに読むんか!!!」

店内がシーンとなった。

注文してから10分後、木下のところにサイコロステーキが届いた。白い煙とニンニクの香ばしい匂いに職力がそそられる。我慢できずに黒い箸を素早くトレーからだしステーキをひとかけら口に運ぶ。

「んなんとか入口を見つけ、中に入った。戸を開けた瞬間にこれまで以上に強烈な匂いが夏とは思えないクーラーの涼しい風に運ばれてきた。

「い、いらっしゃいませ~」

明らかに戸惑った顔をしてレジの店員が木下きのしたに挨拶をした。店員に言われるがまま奥の机にちょこんと座る。

「こちらがメニューになります。注文のさいはこちらのベルを押してください。」

店員の説明を目を輝かさせて聞く。

メニュー表を開くとそこにずらりと並んだハンバーグだのステーキだのの画像に驚いた。

「この『ハンバーグ』というのはなんじゃろ?こっちもおんなじようじゃが?トンネルと棒みたいなマークはなんじゃ?」

ずらりと並んだ見たことのない美味しそうな食べ物が木下の食力を刺激する。だが,メニュー表にはところどころ『in』というように英語が使われていた。

「あ、これなら読める」

そうして木下は呼び鈴を押した。騒がしい店内に『ピンポーン』と軽い音が響く。

「この『キーテスロコイサ』ください」

着た店員に元気に注文を言った。原因はポカーンとしていた。

「あの、お客様・・・」

「はい!」

「この『サイコロステーキ』でよろしですか?」

木下は一瞬ポカーンとなる。

そして再びメニュー表に目を落とす。

そして一言。

「これ逆向きに読むんか!!!」

店内がシーンとなった。

注文してから10分後、木下のところにサイコロステーキが届いた。白い煙とニンニクの香ばしい匂いに職力がそそられる。我慢できずに黒い箸を素早くトレーからだしステーキをひとかけら口に運ぶ。

「ん~」

そのおいしさに思わず甲高い声を上げる。これまで食べたことのない濃い味を薄めるように白米を口に運ぶ。程よい刺激的な味に無我夢中で食べていく。

『あの服は大正時代の女学生の服か。なかなかめずらしい』

その光景を遠くで一人の男が見ていた。

木下は食事を食べ終わると出口へと向かった。その様子を見て急いで「あの!」と会計の定員が止める。

「会計をお願いします」

「あ,お金払ってなかったわ」

木下はがま口財布を開けて「いくらでしょうか」と店員に尋ねる。

「1200円です」

「え”っ高!」

大正時代の1200円とは現代の価格で四百八十万円に値する。もちろん木下の手持ちにそんな大金はない。

あまりの金額に大声を出した。そして,「これくらいにしてはもらえませんか」と申し訳なさそうに三銭出した。

店員はそのお金を不思議そうに見る。

「お,大正時代の銅貨ときたか。それに状態もいい」

突然順番待ちをしていた男が話しかけた。

「お嬢ちゃん,このお金を私が一枚1200円で買い取ろう。これで会計を済ませられる。どうだろう」

男は少女に優しく微笑んだ。

こんにちは!春桜 結分です!

間が空きましたが次回作です。(あとがき書くことなくなった・・・)

残暑が厳しいですので体調には気を使ってください。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!

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