転生したらそこそこ権力がある貴族でした
俺は気が付くと赤ん坊になっていた。
「静かな男の子だな、一切泣かない」
俺の新しい父親らしき男が言った。俺は異端児などと思われたくなかったので泣きまねをしておく。そして俺はここで俺の周りに現世では感じなかった何かを感じた。ラノベ好きの俺が出した答えは魔力。それ以外あるか? いや、無い。なにはともあれ、俺はこれからこの世界で生きることになったのだ。
「この子の名前はレイ、レイ・スティールだ」
あ、なんか名前決まった。
◇◇◇
俺は12歳になった。俺は成長する過程でいろんなことを知った。まず、俺はスティール家という貴族の三男坊だ。スティール家は三大貴族の一つであるダーレー家というとこの分家らしい。他に知ったことは魔力による戦闘はいろんな形式があること。例えば、剣に自身の魔力を流し戦う魔剣士や、杖などから魔力を魔法に変換して戦う魔法使いなんてのがいる。あとは……
「レイ様、ご主人様がお呼びです」
そう俺を呼び止めたのは従者のレミス。俺と同じ12歳で紫色の目と髪を持つ可愛らしい女の子だ。
「分かった」
俺は父の部屋へ向かった。
「失礼します」
「来たか、まあそこに座れ」
俺は言われた通りに座る。
「話というのは何ですか」
「ああ、お前に聞きたいことがあってな」
「何でしょう」
「今のところクゴウ魔法王都学園に行くことになっているがそれでいいか? 」
「はい、問題ありません」
「分かった、では入学試験である勇聖の試験を受けることになるな」
勇聖の試験。それはクゴウ魔法王都学園に入学する際に受ける試練だ。内容としては勇聖の森と言われる森に3日間潜り魔物を倒し精霊や神々に魔法の使用の許可を得るというものだ。許可を得ると言っても直接許可をもらうのでは無く精霊達に魔法を見せつけて力を証明すると言った感じだ。
「はい、理解しています。話は以上でしょうか? 」
「いや、あとお前の誕生日についてだ」
「誕生日ですか」
そういえば、もうじき俺の誕生日だ。
「お前はなにか欲しいものはあるか」
「欲しいものは特に無いですね……その代わりに一つ願いを聞いてもらってもいいですか? 」
「なんだ? 」
「レミスも魔法学園に連れていきたいです」
「構わないが何故だ? 」
「学園だとだいたいの生徒は寮か借家のどちらかに住みます。ほとんどの人が寮かもしれませんが私は家事が出来ませんから借家に住みレミスに家事を頼みたいのです」
「分かった。レミスにも伝えといてくれ」
「はい。失礼しました」
家事を頼みたい。それも一つも理由だが俺がレミスを魔法学園に通わせたい一番の理由は他にある。
面白いと思ったらポイント、ブックマークお願いします。




