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桜の季節に君を想う  作者: シズマ
桜の季節に君を想う ~2月26日~
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疑問と疑念#01

「ついたー!」


「っで、目的の品は?」


「この紙にばっちり」


 一枚の紙を取り出し、渡してくる。


 それに目を通す。


「……」


 言葉を失う。


 メモ紙程度の大きさに紙に、所狭しと書き込まれている。


 メモなしで買い物をした場合、間違いなく買い漏れが発生するだろう。


「こんなに必要なのか?」


「買える時に買う、それがショッピングの鉄則」


 初めて聞く鉄則。


 そんな決まりが有ることすら、初めて知った。


 そして今からこの量の荷物持ちとして、扱われることに絶望を感じる。


「ほら行くよ」


「はいはい」


 ここで断っても無駄なことはわかっている。


 諦めて返事をし。街中を歩き出す。


 芳野は目当ての店に入り、次々と購入していく。


 財布と相談。


 そんな言葉は、一切ないようだ。


 手当たり次第に購入をする。


 それに比例をして、増えていく荷物。


 しばらくすると、河野の手には大量の荷物。


 もうドアをあけることも出来ない。


「さて、次はこっち」


「まだ買うのか…?」


 呆れながら質問をする。


 正直、これ以上の荷物は持ちたくない。

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