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桜の季節に君を想う  作者: シズマ
桜の季節に君を想う ~3月4日~
22/29

出会い

「はぁはぁ」


 ベンチに腰を下ろし、呼吸を整える。


「どうなってるんだよ?」


 さっきの状況。


 何故、河野の姿が見えてないのか。


 それに、男が言った言葉。


『何かにぶつかった』


『誰か』ではなく『何か』。


「何だよ!」


 今までの謎と、今回の謎。


 疑問が膨らみすぎる。


 次第に謎が怒りに変わる。


 何故、河野の姿が見えていなかったのか。


 何故、河野の声が聞こえていないのか。


 クイズが解けず、イライラする感じだ。


 河野は頭を抱える。


 しかし、その中でも少しずつ解けた始めた答えもある。


 だが、決定的な何かが足りない。


「言ったでしょ?」


「!?」


 聞いたことのある声。


 ここ最近ずっと聞く声。


 河野は顔を上げる。


 そこに立っているのは。


「君は…!」


 そこに立っているのは、夢の少女。


 白いワンピース姿。


 間違いない。


 夢の女の子だ。


「『桜が咲いたらお別れ』だって」


「教えてくれ! 何がどうなってるんだよ!?」


 必死になる河野。


 少女の肩を握り、質問する。


「終わりが近いの」


「終わり…?」


「そう、終わり」


 少女はゆっくりと話し出す。

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