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桜の季節に君を想う  作者: シズマ
桜の季節に君を想う ~3月3日~
19/29

それぞれの変化#04

「朝どうしたんだよ?」


「……」


 朝のことについて質問をする。


 授業の休み時間に聞けばよかったのだが、休み時間には芳野は姿を消す。


 探しても見当たらない。


 そして、授業に遅れて入ってくる。


 その繰り返しだった。


「なにかあったのか?」


「ごめんね」


「え?」


 突然の謝罪。


 謝られる理由が見当たらない。


「ばいばい」


 芳野は逃げるように、河野から立ち去る。


「待てって!」


 それを引き止める河野。


 立ち止まる芳野。


「俺に言えないことなのか?」


「……」


 何も喋らない。


 喋りたくない。


 そんな感じ。


「…わかった。行けよ」


 芳野は逃げるように教室を出ていく。


「何なんだよ…」


 河野は適当な席に腰を下ろす。


 そして考え込む。


 何故話さないのか?


 芳野と木之本。


 二人の今日の様子。


 似ている。


 木之本は話してくれたが、何かおかしい。


「…帰ろう」


 重たい腰を上げ、学校を後にする。


 今日は気分が良くない。


 気になることが多すぎる。


 家に帰り着くと、すぐに横になる。


 そして、目を瞑る。


「疲れた…」


 気付いた頃には眠りに就いていた。

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