32話
豆袋1袋にツノ2本分ずつ、計10袋に粉を分けて入れることにした。
まとめていたら、爆発した時になんだかやばそうだし、それに小分けにしておいた方が使いやすそうだから。
でも、これがかなり重い。
下手に落として爆発しても困る(まぁ火がないと爆発しないけど、念の為。あれ?爆発しないよね?)から、慎重に持ち運ぼう。
ここで少しは消費できればいいんだけど、
まぁあんなにモンスターがいたから、もういないかな。
逃げていったやつらもここに戻ってきたくないだろうし。
とすれば、実験に少し使っておくのがいいかな。
ひとまずさっき気になったことを。
ただの確認っちゃあ確認なんだけど。
粉にただ衝撃を与えても爆発しないか。
まず最初に確認しておくべきだったんだけど、
爆発には火が必要だって当たり前に思ってたからつい、
早速やってみる。
粉を地面に勢いよく叩きつける。
念の為、量は少なくしている。
……
うん。
何も起きない。
量を増やしても変わらなかった。
ふぅーー。
良かった。
でも、こういう当たり前だと思っていることも確認しておかなくちゃならない。
何が起こるか分からないんだから。
他にはなかったかな?
………
ない……かな?
また何か思いついたらその時に試そう。




