本当の幸せ
「あと、もって三ヶ月です」
突然の、の余命宣告であった。金田一一は、古ぼけた頭のなかでこう考えた。
「私の人生は、本当に幸せな人生だったと言えるのか?」
「いや、幸せじゃない、こんなはずじゃなかった」
「私は、今まで、何のために、努力してきたのか?」
「私の人生とは、一体、何であったのか?」
死。
私は、イエス・キリストに付いての、福音を聴いた。
娘が牧師を連れてやってきた。
「貴方は、イエス・キリストを信じますか?」
私は答えた。
「はい、信じます」
私は、クリスチャンに成った。
私は天国に行ける。私の後悔は、神が帳消しにしてくれた。