シンデレラの決意
飲んでは寝て飲んでは寝ての赤子ことシンディちゃんです。
赤子は殿様です。
羞恥心?名にそれ美味しいの?
産まれたと同時に捨てました。
母と二人っきり時々父の生活。
どうやら母は侯爵家の使用人を信用せず。母の実家の公爵家から使用人を連れてきて身の回りの世話を差せている。
母の使用人の愚痴を盗み聞きした所、父の一族たる侯爵家は近親婚の家系みたい。
いとこ同士の結婚は当たり前。下手したら叔父と姪、甥と叔母籍は入れずとも契って子作りするという何ともドロドロした一族。
祖父は一族の近親婚に嫌悪してそれなりの家柄の祖母と出会い恋に落ち反対を押しきって結婚した。
祖父と祖母の恋物語は劇や小説になってるみたい機械があったら読んでみよう。
侯爵家の使用人は分家の人間で近親婚を今でもしているようだ。
ふう、腐っとる。
そんなわけで、侯爵家の使用人は近親婚を否定する祖母や母を良く思っておらず。祖父や父に色仕掛けをしようとしたり、私に一族の男の子を近づけようと必死だ。
父母は私を守る為にも慣れない子育てに頑張っている。
祖父と祖母はお土産持って遊びに来ては、王家の人間であった母に無礼な使用人を首にしたり分家の人間をお家劣り潰しにしたりとデンジャラス。
祖父母を見習わなければと決意した。
ふふふ、父の一族だろうと虐げられるのは趣味では無い。
自分の未来の為にも家の為にも国の未来の為にも叩き潰してあげましょう。
私の前に立ち塞がる壁は切り開く。
「ウキャーウリャー(歯向かう奴は捻り潰すー)」
『あらら、雄叫び挙げてご機嫌ねぇ。可愛すぎる!』
感きわまった母が私を抱き締めた。
母よ父よ私が守るから安心するが良いぞ。