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Flat Lux ~名無しの唄~

作者: わすれな草

若干内容がごちゃごちゃしていますが

ご了承ください

私が幼い頃から優しくしてくれた母

その母親が重い病気で亡くなりました。

私は泣きました、声が枯れてもなお

泣き叫びました


その時、隣に居た父はこう私に言いました

「お前はこれから強くなる。」と

この頃の私にはその意味が理解できませんでした

父が何故あの時その言葉を言ったのかは分かりません


母が亡くなった当時、私は5歳でした

母が死んでしまう前に私に渡したものがありました

それは小さな一枚の"紙"でした


相当古い紙だったようで薄汚れていて

今にも破けそうな紙でした

でも何とか文字は読むことはできました


その紙には私と母がいつも幼稚園の帰りや

買い物に行くとき、帰るときに口ずさんでいた

唄の歌詞が書いてありました


私はまた泣いてしまいました

けれど、その紙を渡した直後

母の手からは生気が感じられなくなり

息を引き取りました


その唄は私の中で"思い出の唄"でした

いつとなく何回も母と唄っていました


私は病院から出るとき、その唄を唄いました


"ふたり一緒なら、どこまでも行けるから

きっと大丈夫ひとりじゃない、何も怖くないから

いつまでも手を繋いで幸せであるよう

願います 私たちに家族の絆に光あれ"


-------------


母さん、元気ですか

私は元気です

いつか私が死んでしまったら

また、母さんに会えるんでしょうか?

私は今でもあの唄を唄っています


また天国で会えたら、また一緒に唄いましょうね

いつかまた会えることを楽しみにしています。

読んでいただき感謝します

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