おっぱいに魅了されたオスたち(人類の乳房がふくらんだ理由)
あなたは女性の乳房がなぜふくらんでいるのか知っていますか?
お乳をあげるためでしょうか?
しかし、ふくらんでいるのは人類だけで、他の哺乳類には見られません
そこには驚くべき理由がありました!
第3回目は人類だけに見られる特性、ふくらんだ乳房の秘密にせまります
現在の地球は哺乳類の時代です
哺乳類とはその名の通り、子供を育てるためにお乳をあげることが出来る種類のことです
牛も馬も、犬も猫も、クジラもコウモリも、赤ちゃんにお乳をあげてます
しかし、乳房がふくらんでいるのは人類だけです、他の哺乳類には見られません
しかも生理的に大した意味はありません、お乳を出すのにふくらむ必要はありません
むしろ動きづらいしジャマです
なのになぜ人類だけがふくらんだのでしょうか?
諸説ありますが、二足歩行が大きな要因となったようなのです
「さかりのついたメスねこ」という例えを聞いたことがあると思います
一般的に動物には発情期があり、その季節になるとメスがオスを誘う行動をします
尻尾を上げてお尻を見せつけるのです
オスはそのメスのお尻を見て発情し、生殖行動をします
ちなみにメスの発情期は季節(春夏秋冬)と関係があります
エサが豊富な季節に子育てするために、メスは逆算して発情期を設定しているのです
そしてオスはメスが発情すると発情します
そのため、メスは自分が発情していることをオスに知らせる必要があります
メス猫が尻尾を上げてお尻を見せるのは、オスに発情期が来たことを知らせるためなのです
この様な行動は他の哺乳類にも見られ、例えば猿のメスはお尻が赤く腫れます
オスに分かりやすいように、目立つ色(赤)で腫れるのです
ちなみにメスは季節(時期)で発情していますが、オスは季節ではなく視覚などで、つまり目で見て発情します
男性がエッチな写真を見たがるのはこのためです
さて、ちょっと長くなりましたが、ここまでは基礎知識です、ここからが本題
4つ足で歩く動物のメスは、発情したら尻尾を上げるだけでよかった
それだけでオスにお尻を見せることができました
4つ足ならお尻と顔の高さはそんなに変わりません
メスはなんの苦労もせずに、オスの目の前にお尻を突き出し、発情を知らせることができました
ところが、人類は立ち上がってしまいました
女性の方はお風呂上がりに姿見で見てみましょう
立っている姿勢では見えません
前かがみになると腰がつかれるし、高低差があるから目の前というワケにはいきません
他の哺乳類のように、後ろを向いただけでオスの目の前にお尻を突き出す、ということが出来なくなってしまいました
つまり、二足歩行になったことで、発情していることをオスに知らせることが出来なくなってしまったのです
ちょっと下世話な話しに聞こえるかもしれませんが、生殖行動は子孫繁栄のためにとても重要です
つまり、何とかオスを興奮させなければなりません
かがんだりせずに、オスの目の前にお尻を見せたい
ある日、1人のメスは思いました
「おっぱいふくらんだら、お尻みたいじゃね?」
そのメスは胸をふくらませ、お尻を表現したのです
しかし、コレが当たりました!
胸のふくらみはオスにとって、大変魅力的でした
もちろんお尻を連想させるのもありますが、もう1つ重要なことを連想させました
それは「子育ての能力が高そう」に見えたのです
世の男性は、やれ美人だの肌がキレイだの胸が大きいだの足がキレイだのと勝手なことを言っていますが、これはすべてオスが本能的に感じていること、メスを選ぶ時の目安にしていることです
なぜなら、オスが本当に求めているメスとは『丈夫な子供を産んで育ててくれること』だからです
先ほどの男性の意見を要約すると『キレイとは、健康であることのあかし、丈夫な赤ちゃんを産んでくれそう』であり、『胸が大きいとは、赤ちゃんにお乳をたくさんあげることが出来そう、子供を丈夫に育ててくれそう』という意味なのです
実際は胸の大きさとお乳の量に相関関係はありませんが、オスにはそう見えたのです
こうして人類には奇跡の部位「おっぱい」ができました!
男性にとっては、とても魅力的な部位ができたのです
しかし、生物の部位は「ある」だけでリスクがあります
機械装置が複雑になればなるほど故障しやすくなるように、部位が増えれば病気にかかりやすくなります
長い年月がたてば、だんだん病気を克服して丈夫になっていきますが、おっぱいはまだ比較的新しい部位のため、病気などにかかりやすいと言われています
世の男性諸君はその事を十分わきまえ、やさしくていねいに扱いましょう!
人類の乳房がふくらんだ理由でした
実は「隠す」という行為も脳の発達をうながしました
隠れてしまったから、想像力が発達したのです
人類は直立二足歩行することで手が自由になり、胸がふくらみ、想像力が豊かになったのです