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第4話 宿る力

みなさんはタイムスリップを信じますか? 以前、中国で万人の兵士がいっせいに消えた不思議な現象があったのをご存知ですか?

神隠しと言われています。


もしこの先、未来にタイムマシンができたら、みなさんはなにをしにいきますか?


過去は変えたくても変えられない


しかし未来は自分で造るものです。

過去の失敗や悔いを経験として受け止め、未来に役立てたいものです


ポスターに向かって飛び込んだ瞬間、初めて時空間に身を委ねた。


ノボルは目をパッチリあけて辺りをにらみつけていた。

なんとも言えない全てが歪んだ空間。

体はある一定の方向へ吸い寄せられる。

沖田がノボルの手を握りしめていた。



「怖いですか?」



「…べつに」



突如、まばゆい金色の光が空間全体に飛び散った。



「ノボルさん。大丈夫ですか?」


ノボルは横たわっていた。

目を開くと真っ青な空が曇1つ受け入れずに広がっていた。

山の中だった。


「歩きましょう。まずは街を探します。この時代の人々に特に変わった異変がないか話を聞きにいきましょう」



ノボルは空を見上げたまま動かない。


ガサガサっ…



人が集まってくるような気配がした。



茂みの中から6人の男が現れた。

見るからに、われらは盗賊だと言わんばかりの人相だ。

全員刀を持っている。

中には槍を手にしている者もいた。


「…」


「おぬしら、変わった格好をしているな。この場を生きて抜けるにはどうしたらいいと思うか?」


6人の男たちはノボルと沖田を囲んでいる。


?…この者たちには沖田の姿が見えるのか?


よく見ると沖田の揺らいで見えなかった足元がハッキリと見える。

両足を地にしっかりとつけている。


「沖田さん…」



「過去の時代でのみ、私は生身の人間になれます。驚きました?」


沖田はニコッと笑ってノボルを見つめた

「私の力…教えましょう。」


沖田の体が透き通り始めた。

そしてノボルの体に吸い寄せられるように重なっていく。



そこにはスラリと背の高い、浅黄色に白いダンダラ模様の入った羽織りを着た青年が立っていた。


目の前でその現象を見ていた6人の男たちは、キョトンとしている。


しかし我に返ったように親分らしきゴツい顔立ちの男が刀を抜いた。


同時に他の男たちも刀をいっせいに抜いた。


「か…金を全部だせ!その腰の刀もよこしてもらおう。」


「お前の言うことを聞く理由はない」


沖田は涼しい顔をしている。


親分らしき男が狂ったように刀を振り上げた。


しかし目の前に狙った青年はいない。


周りの5人は自分の背後をみている。


男は操り人形の糸が切れたあとのように倒れた


刀の柄に手をかけた沖田が涼しく笑っている。


「金と刀を取りにこないのか?」



第4話をご愛読いただきありがとうございました。

大した文章力はありませんが次作もお楽しみいただけたら幸いです

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