とある女王の物語
短編 3000~5000文字で挙げていきます
一応連載?って形かな
*注意*
初めに、とある時代のとある地域に非常によく似た世界です。 史実なんて知らないので完全創作ですのでよろしくお願いします。
「まじでねーよ! このやろう!」
私は叫んでいた
「お、お嬢様」
「なんなんだよあのブタ! 私と寝たい? お断りだよボケ!」
「し、しかし、あのお方は公爵で」
「身分がなんぼのもんじゃい!」
「ひっ」
私、レルノ・バルン・イースは辺境にある伯爵領の領主だ
「しかし、あのお方を敵に回すと……」
「ん? そんときは帝国に寝返るだけだ!」
「お、お嬢様ーーーー」
私が一応属してるのは西フランク王国
お隣には大層名前がエラそうな帝国がある
「ちょっと前まではロータルのアホの支配下だったんだ、別にいいじゃねえか」
私の口調が荒いのは許してほしい、だってあのブタ、マジでキモかったんだよ! 暴言ぐらい許して!
「お嬢様……」
「ロータルの奴、なんで逝っちまったんだよ……」
だって
「こんなメンドクサイ場所、作るなよマジで!」
俗にロタリンギアよばれるこの地域は東の帝国と西の王国の領土紛争の前線であった
ん? なんか思い出でもあったのか? いや、ないない、だってロータルと私、年めっちゃ離れてるんだもん
伯爵に叙された時に会っただけだよ、ほんと
「でも困ったな、割と本気で」
中部フランクともよばれるこの地域において私の国はある程度の発言力を持っていた
名目上はロタリンギア王国に属していることになっているのだが、そんなの、名前だけだ
「お嬢様、ならいっそ同じ境遇の者同士でごけっこ」
「ルル、一度、最前線に送ってやる名誉をやろう」
「申し訳ありませんでしたああああ」
「まあ、結婚はないにしても、手を結ぶのは悪くない」
「あ、気にしてはらっしゃるのですね!」
「…………ドル、いるか?」
「ここに」
「こいつに合う鎧を用意しろ」
「既にここに」
「え? え?」
「やはり仕事が早いな」
「いえいえ、これが家政長としての嗜みですので」
「よし、領内に布告せよ」
「あ、あの……」
「内容は」
「そうだな”海を取りに行くと”」
「では、そのように、して期間は?」
「次の季節まで」
「承知しました」
「あ、あのーーー」
「よし! 行くぞ!」
「ははっ!」
「あ、あのおおお」
「もちろん前線指揮官はルル、輜重部隊はドル貴様が指揮しろ」
「はは!」
「お、お嬢様!!!」
「私は隣のボンクラを堕としてくる」
「お、お嬢様ってば!」
「ん? メイドの分際で大層な言葉づかいだな」
「あ、いえ、これは」
ぽんぽん
「え?」
「諦めなさい」
「え、ええ」
「お館様がああなればもう決定事項ですよ」
「そ、そんなああ」
メイドが煩かったが、まああいつは大丈夫だろう
変に悪運だけは強いからな
さて、私は隣の侯爵を誑かしにいくか
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隣の侯爵領
「閣下、客人が参りました」
「だれだ?」
「バルン卿です」
「なんだと!」
俺のマイハニーが来た?!
隣の侯爵閣下 シャルル・ラファル・ロータルは既に堕ちていた
「通しても?」
「もちろん!」
「……急に元気になるんだよな(ボソッ)」
「ん? 何か言ったか?」
「い、いえ」
ふふふんふんー
どこからか鼻歌が聞こえていた
男の声で
「入っても宜しいかしら?」
「ああ、入りたまえ」
「ご機嫌麗しく、ラファエル卿」
「そちらもどうだ、バルン卿」
「ぼちぼちですね」
「ふむ、こちらも同じようなものだ、で今日はいかがした?」
「少しお願いをしにきましたの」
「ほう、ついに我とけっこ」
「の前に少し兵士を貸して頂きたいの」
「兵士だと?」
「ええ」
「何に使うのだ?」
「海を見に」
「……見返りは?」
「塩の無関税提供でどうかしら?」
「相変わらずだな……よかろう」
「即決ですのね」
「乗るのが見えてて提案したのであろう?」
「ええ、これで蹴るようでは私とつり合いなどとれませんわ」
「え?」
「いえ、聞き流して下さいな」
「いや、私とつりあ」
「聞き流せよ屑」
「はい!!!!」
俺は既に女王に恋をしていたのだ
廊下にて
「本当にうちの閣下大丈夫なのか?」
「一応格下じゃないの?」
「いや、そうなんだがな、あの女領主、かつて公爵だった人の軍勢をほぼ無傷で退けるような軍才の持ち主らしい」
「うわ、俺らの領主じゃ絶対勝てないってそれ」
「だろ?」
「それだけじゃないですよー」
「だれだ?」
「あ、怪しい人じゃないです!」
(十分怪しい)
「「……」」
「あの、お嬢様の付き人です!」
「なあ、あの切れ切れの領主のお付きがこんな奴なわけないよな?」
「俺もそう思うけど……」
「えええええ」
「騒がしいわね、何処かに屑がいるのかしら?」
そう逝ってドアが開いていた
そこには薔薇のような美しくアブナイ花がいた
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「それでなのだけど、いくらだせる?」
「そうだな……5000程ならよかろう」
「5000ねえ……」
「お、お嬢様ーーーー」
「なんで俺らまで……」
「知るかよ……」
後ろでは蓑が三つ天井からぶら下がっている
「虫はいいとして、5000じゃ貴方の領地の守備には足りなくて?」
「その時は南部諸侯軍を動かす、我は従軍は出来ぬからな直轄は貸そう」
「ありがとう」
「話は変わるのだがな、けっこ」
「行くところがあるので今日は帰りますわ」
「む、そうか……」
「くすくす、直ぐに会えるじゃありませんか! 隣なのですから」
「そ、そうだな!」
「ではまた伺います」
「うむ、待っておる」
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「なあ、俺らはいつまでここに?」
「それな」
「侯爵もあの女ももう帰ったぞ」
「Zzz・・・・」
「「……」」
「てか諸悪の根源この女じゃん」
「それな!」
「とりあえず」
「そうだな」
「「起きろこの野郎!!」」
「え? え? はい!」
「なあ、お前の主人帰ったぞ」
「え? ええええええ!」
「マジでどうすんの? 俺らお前のせいでこうなってるんだけど!」
「あれ? 今日は結びが甘いですね!(サクっ)」
「「え?」」
「縄切るぐらいの暗器は持ってて当然ですよ~」
「「……」」
「じゃあ帰りますね!」
「お、おう」
「……じゃあな」
「ではまた!」
「「ちょっとまてえええええええ!」」
この後彼らが解放されたのかはどうでもいいことである
次がかけたらここに書きます




