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7.折れる

ただ今の私は乾いた洗濯物を運んでいます

今日はとても良いお天気だったので洗濯物が乾く乾く、とても気持ちが良いです

ポカポカしたこんな日はお外でみんなとお昼寝したいですねぇー

「あ、イオンさん手伝いますよー」

「手伝う手伝う!」

メリーちゃんとカナット君が洗濯物を運んでくれるのを手伝ってくれるなんて、今日はとても良い日だなぁー

「ありがとうね、二人ともじゃぁお願いしようかなーって、あっ」

私より小さい二人と同じ目線にしゃがむとポロっと洗濯物が一枚落ちてしまいました

「ぼくがとるよー」

落ちた洗濯物を拾おうとしゃがんだカナット君、良い子だなぁ

「ありが…」

お礼を言おうとカナット君を見ると彼は何もないこの廊下で突然転けたのでした

「うぇっ?」

「え?」

転けたカナット君の体はこちらに迫り、ついに私も一緒に転けてしまいました


転けるだけならいいんですよ、転けるだけなら


たんこぶ作っても、冷やせばいいし、血が出たら包帯を巻けば良い




ーーバキッ


「いたたっ」


「いたいよぉーうわぁぁぁぁん!!!」

「カナットだいじょーぶ!?」

額をぱっくりと切られ、血をダラダラと流しながら大泣きしているカナット君とそんな彼を心配するメリーちゃん

「大変!?すぐにカトゥーさんのところいこ!」

私はカナット君の腕を掴み急いでカトゥーさんのところに行こうと立ち上がりました


立ち上がったと思いました


何故か、私な前に倒れました


「なんで……?」

「イオンさん…」

「え?」

メリーちゃんが顔色を真っ青にしながら私の右足を指します


「う…そ…」


彼女に指されたところを見てみると









私の義足が真っ二つに折られていました




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