34.子どもを怒らせてはいけない
数年前に俺の妹リチェーコがこの学園に入学してきた、まだまだ子どものリチェーコだが大人の魅力が溢れてきた
この魅力で他の男子どもがリチェーコに近付かないように俺がいつも駆除をしているが、最近のリチェーコは反抗期の時期らしく俺がいつも通りに近付くと顔面を殴ってくる
本気で殴らなくてもいいのに…照れちゃって
やはり、リチェーコはかわいい
この日はリチェーコと一緒に昼飯を食べようと思い廊下を歩きながら彼女を探していた
(何処に行ってしまったんだろ)
俺はそう思いながら歩いていると周りの生徒たちの陰口が聞こえた
「見た?」
「見てない」
「なんだろ…」
「来るかな?」
(なんだ…?)
生徒たちの陰口に興味は全く出なかった
そんなことより今はリチェーコを探さなければ…
その場から去ろうとしたその時だった
「変な走り方をした女の子…」
「よくみたら足の一本が黒い」
「義足かしら?」
「顔を汚れた布で隠してるのよ…汚いわね」
「保健室から出てきたらしいよ」
「えぇ…コシュ先生の知り合いかしら…」
「義足…布…女…?」
特にその言葉に足を止めるほどの意味は無いはずだった、しかし何故か無意識に足を止めてしまった
「あなた一体何処から来たのよ!ここは部外者立ち入り禁止よ!!」
「あー…うぅ」
タゥロくんを探していた私は私が初めてこの学校に来たときに私を引きずっていったあの女性教師に見つかってしまい、今怒鳴られてます
「しかもなんなの、その格好はぼろ布を巻いたような服装は!もう少しマシな格好をしなさい!」
<なにをー!>
<はぁ!?なんなのこのオバサン>
<ざっけんじゃねぇよ、目大丈夫か!?>
<むー!>
<ちょっと、落ち着けよ>
<そそ…落ち着こ>
女の子たちが女性教師の言葉を聞いた瞬間、頬を真っ赤に染めていた
いつものあの嬉しい時に頬を真っ赤に染めているあれではない、これは怒り狂ったようなあれだあの鬼の形相ってやつだ!やばいやばい目がガチです…あばばっロリエちゃんまでも!
鬼の形相とかした女の子たちは今男の子たちによって抑えられていた
なんとかして私が切りぬけられるまで男の子たち女の子たちを頼むぞ…!などと思いっていたが
「それになにをこの腰に巻いた小汚い色の石に柄の悪い布は!してて恥ずかしくないのかしら」
「あ…」
<あ?>
<は?>
何か嫌な予感がした私は子どもたちがいる後ろを振り向こうとした時だった
「ぎゃ… 」
女性教師の一瞬だけだが、悲鳴が聞こえた
「え?」
振り向くのを止めて、女性教師を見ると彼女の姿が消えていた
消えた原因は一つしかない
「…ねぇ、皆…何をしたの?」
もう一度後ろを振り向くとニコニコと笑う子どもたちの姿があった
<なにもー>
<すっきりしたー>
<しらなーい>
…これは女性教師の体丸ごと影鬼をしたな、絶対にしたよこれ
「ちゃんと戻しておいてね、絶対に生きたままよ」
<はーい>
<了解>
<奥さん、車椅子押しますよ!>
やっぱり使ったのかこの子達は…
その場にいないが女性教師に小さく謝罪をして私は他の教師に見つかるとまた先程のようになってしまうと思いその場からすぐに離れようと周囲を見渡すとすぐ近くに部屋があったので影で鍵を作り、開く音かしたのでゆっくり中に入る
<お母さん、タゥロは??>
「その前にちゃんとあの女の人戻した?」
<戻したから、タゥロはやく探しにいこ>
「はいはい…少ししてから探しに…」
<あ>
カーリーちゃんとお話をしているとメトルくんが何かを何かを見つけたらしく私の腕を引っ張る
「どうしたの?」
<お兄ちゃんの時計…壊れた>
<グルグルまわってるよ>
「え?」
ノノちゃんがコシュリュコアから取った羅針盤が壊れたようにグルグルグルグルいきよいよく回っていた
まるで何かを知らせているかのような…
まさか…何か来るの?




