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28.またまた校長にあう


「……もぐもぐ」




俺は今中央広場のベンチに座って魔法道具を見詰めながら焼き菓子を食べていた



魔法道具は魔力を元に作ることが出来る

作る者のアイデア次第で様々の魔法道具を作ることが出来るが複雑な魔力計算設定式と呼ばれるその道具を動かす際に必要となる魔力を道具全体に流すための回路だ、この魔力計算設定式はかなり複雑なものでかなりのパターンを試し、テストをしていかなければそう簡単には作ることはできない



…まぁ、俺にかかれば…簡単だけど……




俺に向かってそうなる魔法を打ったこと、そして昨日あの方がその魔法を解いたと言うことならばまだ付着している魔法、魔力があるかもしれないと思い『魔法察知器具』を使い探してみると微かだがそいつと思われる魔力が見つかった

そのあと、『魔力捕獲器具』でその魔力を慎重に掴んでいく、そいつを探すための道具に入れていく


そして形式やら回路やら色々作成して完成した




見た目は手に入るくらいの小さな羅針盤

元から魔力を中に入れていること、ただその魔力の持ち主を探すだけ、それにその持ち主に近寄らないと反応しないため魔力を流す必要はない




「…何処かな…」

中央広場は人が最も多く通る場所だ

持ち主もここに通ると思っていたのだが全く反応が無い…

ちゃんと完成しているはずなんだが…



仕方がなく、適当にぶらぶら散歩でもしようと思い焼き菓子と魔力道具を教師専用ローブのポケット

にしまいながらベンチから立ち上がる


はっきり言うと魔力道具が他の人に見付かると厄介だ、魔力道具が作れる者は数が少なく希少価値が高いため騎士団やら学園のそういう分野の先生やらなんやら色々と引っ張りだこにされるからだ


そういう分野の先生になれば給料は今の二倍はするだろう、けれど俺はめんどくさいからやだ



「はぁ…」

「お、やぁ久しぶりですねコシュリュコア先生」


なんか…

男の癖に真っ白なやつが俺に声をかけてきた


「…誰」

「またですか…もう何回記憶喪失すれば気がすむのですか、私ですよこの学園の校長プレア=ジルコニスですよ?これで何回目ですかね自己紹介」


「校長でしたか…忘れてました」

そういえばここの校長こんな感じだったなー


校長は忘れられていたことがショックだったらしく近くの木に頭を下に下げながらもたれ掛かっていた


「…わ、わすれたのかぁ…毎日会ってたからもう完璧に覚えてくれたかと思っていたのに…」


そういや何故この人は平民の俺なんかをこの学園の教師として雇ったのだろうか?聞いてみるか。





………やっぱりいいや、めんどくさい



「じゃあ校長、俺行きます……」

ついでに相手するのもめんどくさくなってきたので

校長から離れて散歩しようと思い他の場所に向かうため歩き始めると後ろから校長が大声で俺に向かって叫ぶ


「コラッまちなさーい!もし今度私の名前を間違えたら校長室に呼び出しですからねー!!」



その叫び声は俺の長い髪が風に吹かれバサバサと音を立てていたためで俺には聞こえなかった




聞こえなかった設定にして、そのまま俺はまっすぐ歩き始めた



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