26.子どもは騒がしい
アーチェル王国
それが今俺たちが暮らす国の名前
そして俺が働くアーチェル学園では十三から二十までの貴族生まれの男女に勉学、魔法、武術を教え
将来アーチェル王国の柱となる人物を育て上げるところだ
そんなエリート学園に平民な俺が教師をやっていのはみな疑問に思うだろうが、理由は簡単
ここの校長に気に入られたからだ
たまたま町中で仕事を探していたら校長に勧誘され
そのまま流れるようにここの仕事についた
まぁ…何故気に入られたのかはわからないけどな
昨日祖母の手紙を読んでいると『あ、話をしたいからコシュリュコアはその子にキスして頂戴。あとその子五年くらい借りるわ』などと書いていた為
何処にキスすればいいか考え、とりあえず邪神の首筋にキスをした
すると邪神は黒い霧となり俺の体内へ入っていく
そしてそのあと俺はナシキとキシナ、そして邪神の子どもたちに無慈悲な暴力を食らわされた
……痛かった…暴力反対
〈おにーさん、ひま〉
〈ひーま!ひーま!〉
〈なにかないの?〉
〈菓子食べて良い??〉
邪神は今俺のなかにいるため、子どもたちは保健室で薬の在庫確認をしている俺の側でワイワイとはしゃいでいる
こうもこちらが仕事をしている時に隣で暇暇と言われると腹が立つのは気のせいか…………
「…暇か」
そういえば、保健室に杖の木材と空の魔法石が置いてあったな……
「おい、子どもたち」
〈なに?〉
〈なになに!?〉
〈遊ぶのか!!〉
〈…なんだよ〉
「杖作らないか…?」




