表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/92

14.対戦


「おっ」


廊下の近くに下へ降りる階段があったのでそのまま下に降りるとそこには私が元いた世界の学校にあった、グランドのような広場がそこに存在していた

<うわぁ>

<ひょー>


なんとなく、興味本意で広場に足を踏み入れると足場は砂と土で綺麗に整備されていました

こんなところも綺麗にしてるんだ…

きちんとしてるなー

<すげっー!>

<ひろーい!!>

<鬼ごっこしよーー!>

<いや!お城作る!!>

<どろだんごー>

広場の大きさに驚愕していたはずの子どもたちは笑いながら広場の奥へとを走っていってしまった


「あわわっ、転けないように気をつけてね!」



慌てている私にキロ君とジャファー君が

<大丈夫だ母さん、俺が見張ってる>

<そうそう、年長者の俺らに任せて母さんは出口探してきなよー早くしないと真っ暗だよ>

と言って、走っていった子どもたちの後を追っていく二人


「そ、そうだね!じゃあよろしくね」




キロ君とジャファー君に他の子どもたちを任せ、出口を探しに行こうと足を動かすと微かに人の話し声が耳に入る

「ん?」

キョロキョロと周りを見渡すと広場の横に学校とは別の巨大な建物から声がすることに気がつく


…人に聞いた方が良いよね、多分コシュリュコアなら聞いても大丈夫な教師だと思うし




建物のドアを恐る恐る開けてみるとそこでは若い男性…男子生徒たちが銀色に輝く剣で打ち合っていた

「わぁー!稽古かな?」

よく見てみるとあっちでは魔法の撃ち合いしてる!

すごい!かっこいー!!

「ん?」

「誰だ?」

生徒たちの勇ましい姿に少し興奮して上の空だったがジロジロと見られている目線にハッと我に帰り、私の周りの数人の男子生徒が私を見つめていたことに気が付く

「この女教師だれ?」

「え、女じゃねえだろ…」

「こいつコシュなんとかじゃね?」

「あー保健室の教師か」

「あれだろ、女からすげーモテてるって噂のイケメン教師…ガリガリじゃん」

「うわぁひ弱そうな顔…」


う、うーん…なんだろ男子生徒からの目線が殺気に満ちてるぅ…痛いよー目線が痛いよー

「女みてーな顔しやがって…よし、俺らが叩き直してやる」

「ほぇ?」












…えっと、何故か


先ほど彼らが剣の打ち合いをしていた場所に今、私は一人の男子生徒がお互い剣を手に持ち、その場にいました



うーん、これは勝った方がいいよね…コシュリュコアの評判とかあるし……

勝てるかな?

「おら、かかってこいよイケメン教師

剣を床に落とした方が負けだ」

「え…うわわわっ」

私は両手で剣を振り上げようとしますが、意外と重たくそのまま振り上げて床に刺してしまった

…重すぎる、よく振り回せるね

「なんだ?剣すら持てねーのかよ!だっせ」

「貧弱教師!」

「ひ弱だな、魔法も使えねーんじゃねぇの?」

「もうボコボコにして、イケメン顔を潰してしおうぜ!!」


ドッと彼らの笑い声が建物中に広まる


……あっそうだ魔法だ!


よし、軽い氷の剣でろー!でろー!


私は手も足も口も動かさず、ただそう念じるとパキパキと硬いものが割れていく音が足元から鳴り響いていく


「は?」

「なんだ……あれ」


足元を覗くとそこには氷で出来た剣が2つまるで床に刺さっているように現れていた


「詠唱無し…だと?」

生徒たちが呆然している中、私は目の前の対戦相手に声をかける

「じゃあ、いくよー」

その剣を一つだけ抜きタンッと軽くステップを踏むように対戦相手の生徒の近くによろうとするが、気が付けば対戦相手の間近まで近づいていた

あれ?強く踏みすぎたかな?


軽く氷で出来た剣で生徒が持つ剣を下から上に叩き上げるとその剣は生徒の手から離れ高く飛び

そのまま天井に突き刺さってしまった


その場にいた生徒たちは口をあんぐりと開け、皆同じ場所を見上げていた

「えっと…校門どこ?」

ここに来た目的をすっかり忘れていた私は上を見上げる生徒たちにそう聞くと皆が同じ方向に指を指した、どうやらこちらの方向に校門があるらしい


「ありがと、剣飛ばしちゃってごめんね!」




私は対戦相手の生徒に謝罪し、来た道を戻り彼らが指した方向に向かう



ささっと帰ろー










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ