7.双子のお願い
勝手に許可無く菓子を食べ、大声で騒ぐ子どもたちに罰として暫くの間正座で待機させることにした
「えっと……そのコシュ…リア…さん?はどこなのかな?」
コシュリュコアですね!案内します!と言い先ほど
キリュシュ…ナ君?が現れたドアを開ける
「ささ!邪神さん、どぞ!」
「ありがと…」
<母ちゃーん、足しびれたぁー>
<ごめんなさいぃお母さぁん>
うぅ…可愛い我が子に鞭を振るうのがこんなに辛く苦しいこと耐えなけらばいけないだなんて、お母さんって大変だなぁ
「ねえ、親はいないの?」
双子に案内をしてもらっているとこの二人以外の人気が全くしなかった
「わたしたちの親は事故で死んじゃいました」
私が質問をすると、彼らは笑いながらそう返す
「邪神さんは知らないと思うけど、顔がそっくりな子どもが三人も産まれたら悪魔の子でー殺さなきゃいけなくてーたまたま、年離れのコシュリュコアは僕らと顔が瓜二つでさー凄い偶然なんだー」
「そそ、でも僕らの親は僕らを殺さなかったんだー外には出れないけど、母さんと父さんが楽しいことをよくしてくれたから全然辛くなかったんだー」
辛い話をしているはずなのに彼らはスキップをしたり、楽しそうに両手を広げクルクルと回っていた
「あーでも、今は辛い」
「うん、辛い辛い」
「え?」
目の前に新しいドアが見えると彼らはピタッと動きを止め楽しそうだった表情が一瞬にしてまるで苦虫を噛み潰したような表情に変わる
「だってー」
「だってー」
仲良く二人でドアを開けるとそこには一つのベットしかないシンプルすぎる部屋だった
中に入るとそのベットで眠る私の隣にいる双子にそっくりの顔立ちをした若い男性がそこにいた
「私たち外に出れないから、お金稼げるのコシュリュコアしかいないもーん」
「そうそう、もう金欠だよ」
……あっそういうことか、そうだよねまだ二人は子どもだからお仕事できないよね
双子は眠る男性の側に寄り添いながら口々に呟く
「コシュリュコアはこの国の学校で教師をしてますで、数週間前に突然コシュリュコアは倒れ、全く目が覚めないのです」
「僕らは双子、しかもこの家にはコシュリュコアと母さん、父さんしか住んでいないことになっているので医師を呼ぶことも誰かに助けを求めることも出来ません」
「私たちがせめて出来ることはコシュリュコアから教えてもらったなんかー冠状動脈だっけ?あれに栄養を送る魔法を使って死なないようにしてるのー」
「でも、栄養を送ってもどんどん体はガリガリになっていくから、昔おばあちゃんに教えてもらった『邪神はどんな病でも治す』って」
「なので、邪神さんお願いします!」
彼らは頭を下げ、叫ぶ
あー、これはもう拒む理由なんてないよね……
「わかった、やってみるよ」




