表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/92

7.双子のお願い


勝手に許可無く菓子を食べ、大声で騒ぐ子どもたちに罰として暫くの間正座で待機させることにした

「えっと……そのコシュ…リア…さん?はどこなのかな?」

コシュリュコアですね!案内します!と言い先ほど

キリュシュ…ナ君?が現れたドアを開ける

「ささ!邪神さん、どぞ!」

「ありがと…」

<母ちゃーん、足しびれたぁー>

<ごめんなさいぃお母さぁん>

うぅ…可愛い我が子に鞭を振るうのがこんなに辛く苦しいこと耐えなけらばいけないだなんて、お母さんって大変だなぁ



「ねえ、親はいないの?」

双子に案内をしてもらっているとこの二人以外の人気が全くしなかった

「わたしたちの親は事故で死んじゃいました」

私が質問をすると、彼らは笑いながらそう返す

「邪神さんは知らないと思うけど、顔がそっくりな子どもが三人も産まれたら悪魔の子でー殺さなきゃいけなくてーたまたま、年離れのコシュリュコアは僕らと顔が瓜二つでさー凄い偶然なんだー」

「そそ、でも僕らの親は僕らを殺さなかったんだー外には出れないけど、母さんと父さんが楽しいことをよくしてくれたから全然辛くなかったんだー」

辛い話をしているはずなのに彼らはスキップをしたり、楽しそうに両手を広げクルクルと回っていた

「あーでも、今は辛い」

「うん、辛い辛い」

「え?」

目の前に新しいドアが見えると彼らはピタッと動きを止め楽しそうだった表情が一瞬にしてまるで苦虫を噛み潰したような表情に変わる

「だってー」

「だってー」

仲良く二人でドアを開けるとそこには一つのベットしかないシンプルすぎる部屋だった

中に入るとそのベットで眠る私の隣にいる双子にそっくりの顔立ちをした若い男性がそこにいた

「私たち外に出れないから、お金稼げるのコシュリュコアしかいないもーん」

「そうそう、もう金欠だよ」

……あっそういうことか、そうだよねまだ二人は子どもだからお仕事できないよね


双子は眠る男性の側に寄り添いながら口々に呟く

「コシュリュコアはこの国の学校で教師をしてますで、数週間前に突然コシュリュコアは倒れ、全く目が覚めないのです」

「僕らは双子、しかもこの家にはコシュリュコアと母さん、父さんしか住んでいないことになっているので医師を呼ぶことも誰かに助けを求めることも出来ません」

「私たちがせめて出来ることはコシュリュコアから教えてもらったなんかー冠状動脈(かんじょうどうみゃく)だっけ?あれに栄養を送る魔法を使って死なないようにしてるのー」

「でも、栄養を送ってもどんどん体はガリガリになっていくから、昔おばあちゃんに教えてもらった『邪神はどんな病でも治す』って」

「なので、邪神さんお願いします!」

彼らは頭を下げ、叫ぶ


あー、これはもう拒む理由なんてないよね……







「わかった、やってみるよ」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ