表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神曲リノベーション・地獄八景亡者の戯れ篇  作者: ことぶき神楽


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/34

第八幕(一)

 話は続いております。


 ダンテさん一行、高くそびえる塔に着くかなり前から、塔の頂に二つの炎が灯されるのを目にしております。


「灯りがつくと、遥か遠くの塔で合図を返してますね。あっし目がいいので、よく見えます。右目も左目も視力が2・0あるので、両目で4・0あります」


「それは、すごいですな。私なんかは、ちょっと小さなランドルト環でも、シャネルのマークに見えますな」


「そんな奴はおれへんやろ~」


「いや、これがホントでな。ぼやけて二重に見えるのです」


「んなこと言われたらアンタ、往生しまっせ~」


「それ、大木こだま・ひびきの丸パクリではないか」


「チッチキチー」


 ダンテさんとウェルギリウスさんが、最近、チッチキチーがアニメ化されましたね、いやそれは地動説をテーマにした「チ。」という漫画が原作ですよ、チッチキチーシールそのままじゃないですか、と言い争いをしている中、一艘の船が水面を滑るように向かってまいりました。



「そこのお前、ここは俺の縄張りだぞ」

 船を操る男が叫びます。


「おお、これはプレギュアースよ、久しぶり。息まいても縄張りは、この沼だけのこと。さっさと私たちを乗せて沼を渡りなさい」


 またしても、ウェルギリウスさんの方が上手のようでございます。プレギュアースさんは、何も言い返せず悔しそうに歯軋りしております。


「さあ、乗った、乗った」


 ウェルギリウスが、すっと乗り込みます。魂なので重みがないのです。

 ダンテさんは生身の人間ですので、乗り込むときに重さで船が大きく傾きます。


「これ、危ない! 揺らすでない! 静かに乗りなさい! 揺らすな! 落ちるではないか! ダンテ! 揺らすな! ごらぁ!」


 身体を左右に揺すっているダンテさん、ウェルギリウスさんに叱られております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ