表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

犬のおまわりさん、子猫のために手段を選ばない。

作者: 確蟹爽

 まいごのまいごのこねこちゃん

 あなたのおうちはどこですか

 おうち~をきいてもわからない

 なまえをきいてもわからない

 ニャンニャンニャニャーン

 ニャンニャンニャニャーン

 な~いてばかりいるこねこちゃん

 い・ぬ・の~おまわりさん

 こまってしまってパリィィィィィィン! 事務所の窓を体で突き破る!


「なんじゃいキサマぁ!」

「ハァハァ。無礼を承知で頼み申す! こねこちゃんを助けてはくれんか!」

「われ、ここがどこの組のもんやと思っとるんや!」

「この地元で有名な組だろう、知っている。だからカチこませてもらった」

「なんや覚悟出来とるちゅうんかポリ公」

「そんなこと、知らん!」

 ドン!

「いまはこねこちゃんを助けるのが先だ……そうだろう?」

「なにをぬかして、!?」

 こねこ、ニャンニャン!

「こらいかん! われ! なんで泣かしとるんや説明せんかいゴルァ!」

「分からぬ! 故に助けを求めた!」

「なんぞわしらなぞにポリ公が」

「この辺りはお前たちヤクザの方が詳しい。違うか?」

 こねこ、ニャニャーン!

「……任しとき。なにがあっても探したるけぇのぉ!」

 ドア、バン! ザッザッザッザ!

「お前ら、こねこちゃんのお家割り出さんかい!」

「応!」

 一帯の大捜索! しかし見つからないお家!

「どういうこっちゃ……」

「なんやさわがしいのぉ」

「お頭! 実はかくかくしかじかで」

「そうか、でこねこちゃんは?」

 こねこ、ニャンニャン!

「お嬢!」

「何!?」

「ということは、ここがお家……!」

 万事、落着。

「よくぞお嬢を届けてくれた」

「いや、某はただの巡査にて……」

「この恩はいずれ――」

「いや、その必要はない」

「なに――?」

 いぬ。拳銃を抜く。

「——ガサ入れじゃ。開けんかい」

 こねこ、微笑。真意はいずこに。



―――――――――――――――――――――

 息抜きです。おはようございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
うわぁー。 いいお話なのかなと思って読んでいたら……。 にゃはは(*^^*)
2024/12/23 21:01 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ