○潜入!スターティア城!そして…。
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
アキ達が選んだのは『城に潜入し情報を集めろ。』だった。
これは後ほど知った事だが、このクエストはEXクエスト『町まで送り届けなさい!』を受けたプレーヤーだけに解放されるEXクエスト…。つまり隠しクエストだったらしい。
その為か『王女からの紹介状』を使う事で城内へ簡単に入れてしまうのでとても簡単なクエストとなっていた。
本当、拍子抜けするほどに…。
そして今現在、何故だか私達は城の主であるアルス王と王妃アンリ、そしてリリアンヌ王女とアレクシス王子と共にティーパーティーをしていた。
─ 本当、何故だーっ!!
と、心の中で叫ぶアキであった。
国王、アルス=ルルーシュ=スターティアは30歳~40歳くらいの金髪青目のとても穏やかそうな好青年?で、王妃、アンリ=ルルーシェ=スターティアは30歳~40歳くらいのウェーブの掛かった長い金髪に青目の凜とした顔つきのとても聡明そうな女性だった。
この二人とリリアンヌ、アレクシスにあの時助けた礼として大層もてなされるなかでこう思った。
─ こうして見ていると暴君だなんて思えないんだけどなぁ…。
アキ達は不思議に感じながらズズズと紅茶を啜った。
ティーパーティーを終えた後、アキ達は城内をフラフラと見て回りながら情報を集めて回った。
─ 情報を集めた所によると、確かに増税やら贅沢やらをしていて、暴君っぽいのはその通りのようだ。
しかし、どうも暴君になったのは本当ごく最近の話で、噂やジェルメイヌが言っていたような昔からそうだったと言うのとは少し違うようだ。
─ 何故だろう?
「ねぇ皆…。これ、どう思う?」
アキは皆に問いかけた。
「…。よくわからへんけど嫌な予感はする。」
と、ルーナ。
「ルーナと同意見。何か裏がありそう。」
は、ソフィア。
「…。確かに妙な感じ。」
と考え込むシャルロッテ。
「…。一応この事はジェルメイヌに言っておくべきだと思うぞ。」
と、トキヤも怪しんでいるようだった。
─ こうして潜入もとい情報収集を終えたアキ達はジェルメイヌの所へと向かったのであった。
「─ と、言う事なんです。」
「ふ~む…。何故だろうな?我々の認識と話がまるで違うな。」
アキ達の報告にジェルメイヌは不思議そうに首を傾げていた。
「はい。ですから何かがおかしいです。行動を起こすのは待つべきだと思いますよ?」
「…。不安はあるがとりあえず行動は起こす!変な所はあるが、やるべき事には変わりないからな。」
ジェルメイヌは少々不安に思ってはいたが、そう決意した。
─ それから数日後、◯月△日
革命軍による攻撃が始まった。
「…。いざ行かん!正義の名の下に!!」
ジェルメイヌは先頭に立ち、スターティア城へと攻め入った。
─ この革命は後に、『緋色の革命』と呼ばれる事となり、後に建国される『セレナード騎士王国』の始まりとして歴史に刻まれる事となる。
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