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早速勝負が始まる!

コツコツ

「何故私がこんな目に遭うんでしょうか?まあ別にいいですけど。さて私は今どうするべきでしょうか?一つ目の候補として、闇の王と合流する。二、魔王と一緒に行動する。この二択、いやもしくは私一人で」

コツン

「誰ですか!?」

「クッソ!バレた!」

一目散に逃げる彼女の影に向かって黒のナイフを三本投げる。

ドスと地面に突き刺さるナイフ。

「で、何故逃げるんですか?王位クラスの方」

余裕を醸し出して近づいてくる彼に対し、私は嫌な汗が体を伝っている。

「う・・・動けない!!どうなってる!?」

ダッシュポーズで止まっている私は恥ずかしいよりも、動けない恐怖を感じている。

頭も動かすことも許されない。瞬きは出来るけど・・・そうじゃない。

これが・・・・私以外の王位の力か!?

「くっ、あんたは何者なんだ?明らかに人じゃない!」

「やはり感じますか・・・・私は影の王。影を操る者であり、両方の定義を持つ王位クラス」

「両方の定義?。ああそういうことね。てことは私の事はいつでも殺せるのかよ?」

「そうですね・・・でも私はどちらかというと殺意に満ち足りた能力ではないのです。

貴方よりかは強いという事は分かっています。

でも今殺すのは違う。」

「舐められたものだ」


次の予測不能な言葉を放とうと彼は口を開いた瞬間、天井がガラガラという効果音と共に落ちてくる。

動揺したのか、影に刺さっていたナイフが消え、動けるようになる。

とりあえず避けて、直撃は避けられたが・・・・。

砂埃の中に一人の人影・・・・増援か!?


「楽しいことしてんじゃねぇか!なぁ、影の王様?」

「今から交渉を持ちかける予定だったんですがね!魔王様!」


(二人目の王位クラスだ!でも今現れた男にはまだ人間味がある!でも)


先にやらないと殺されのには変わらない!。

「血流操」

ガシッ

「え?」

私の影が、出てきて私の体を押さえつられ

能力を封じられる。


「させませんよ。王位クラス」

「相変わらず面倒くさい能力だな、影の王」

二人のターンが来たと思った時、

「オイコラ!人間をいじめてんじゃねぇ!!」

鋼の剣を持った女の人が、入り口から割り込んできて

二人に剣を振るう。


二人は

「「レックス・フォル!!」」

嬉しそうにそう呼んだ瞬間、影が消え、さっきの影が普通の影となる。


(あれ?もしかしてこの人は王位じゃ無い?。てことはお助けか!?)

そう思いながら、見つめる。


レックス・フォルと呼ばれた女性は、氷・炎・雷の魔法を振るい、隙を作り

「さあ!逃げるぞ!!」

手を引かれて、逃げ出す私達を彼らは、追いかけずに

彼女の違和感を目線を合わせ確かめ合った。



――――――――

「はぁはぁ、ここまで来たら大丈夫だよ。ぜぇぜぇ。たぶん。でも気配で分かると思うから油断はしないで」

「はぁはぁ、ありがとうございます。助かりました」


「私は(レイ)。本名はレックス・フォル」

「私は・・・・血肉の魔女です。今はそれで良いです」


「よろしく・・・えっとウィッチというあだ名で呼んでも良い?」

「良いですよ。じゃあ・・・私は零でも大丈夫ですか?」

「良いぞ!」

「よっし!」


二人は地面に座る。


「ねーあのさ。一緒にさ行動しない?一人よりも、二人の方が良い。そして二人で勝ち抜いて、最後は・・・私が死ねばこのゲームも終わる」

笑顔で語る彼女に

(なんでこの人は自分が死ぬって言えるんだろう?)

今の気持ちを一言で言うなら、彼女は強い人。そう表せるかもしれない。

「それは・・・強い方で良いんじゃないですか?」

「んー」

曖昧そうに微笑む。

「あっそうだ、敬語べつに使わなくても良いよ。楽な方で良い」

「ありがとうござ・・・・いやありがとう。零。改めてよろしくな」

「ウィッチちゃん!うん!よろしくね」

二人は、自分と近い何かを感じた。




――――――――

「なるほど、影を操る王位クラス。これは思った以上に厄介かも知れませんね」

戦いを見ていた長髪の白髪の男性は、不機嫌そうに眉をひそめた。


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