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家族達の思いと私の思い

魔法講義はある程度の段階まで来ていた…


「この講義はステチュでもあり騎士(ナイト)でもあるそういったグループを創る事を目的としています!これは学園にとっても異例な事でとても危険な挑戦です!」


「その為、通常の講義はここまでとします!次の講義より多くの実技が始まり危険を伴います!その為、今後もこの講義を受け続けるかは次回の出席をもって意思確認とさせて頂きます!覚悟のある者だけ受講の席に付いてください!」


私は魔法講義を選択してくれた生徒達に目的をハッキリと伝える為、スミス先生にお願いして

教壇に立たせてもらった…


生徒達からは、やはりそうだったのかといった空気が流れた

生徒達も戦争の足音が近づいていると感じていた…


「ハァー」

「ん?どうした?」

ステチュ研究部の前を通ったので中の様子を覗いてみるとアミカさんが大きなため息を付いていた


「部員4号が来なくなっちゃったんです」

「4号とは?」

「シュリさんです!唯一夏祭りの後に部員になってくれたんですけど、あの日から…」

「あの日って…通常の魔法講義終了宣言の日?」


グッズショップの中にあるジェムストウンツーリズムの窓口に

次のツアーの評判を聞きに行くと隅っこの方にちょこんと座って絵本を読んでるシュリさんがいた


「こんな所で何を読んでるの?」

「はあっマーサさんビックリしたです!」

「あ!ごめんなさい!気になってしまって7レンジャーの絵本だねふふ」

「はい!私だァい好きなんです!でもお家ではおねいちゃまに読んじゃダメって言われてて…」


どうやらシュリさんのお姉様はそうとう妹のシュリさんを可愛がっているようだった端から見ると過保護な位に…


「マーサさんからされた話をしたらそんな危険な事はダメだってなのでもう講義も研究部もいっちゃダメだってお家では絵本読めないのでここで…」

「でも…シュリさんはどうしたいの?」

「???……」


シュリさんのお姉様とは逆にルナさんのお母様の反応は危険だろうが何だろうが講義を続けて欲しいというものだったようだ…


「私…あまり攻撃魔法とか使いたくないな…壊すより何かを作り出す方が好きなのに…」

「でも…ルナのお母様は襲名の可能性があるなら絶対に講義続けるように言ってんでしょ」

「うん…」


それぞれの思いを感じ取ったようにまた、水晶が騒ぎ始めた…

そして…


"光の指した先の志を持つ者が選んだ者と共に母の元にて天啓を受けよ"


光の指した先の志を持つ者…

私は知っていた1度だけ祠の水晶に見せてもらった未来…


入学式の時…光が眩しくてどの生徒を指したか分からなかったけれど…

あの映像は間違いなくあの時を

示していた!

水晶に映し出された少女は間違いなくアミカさんだった…



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