伝説のステチュと光の少女
魔法講義を多くの生徒が選択した理由は講師にソフィアを迎えたというのが大きかった
ソフィアはステチュにとって伝説級の存在で雲の上の人、神に近い存在だった
その伝説のステチュが直接指導してくれるとなれば多少危険が伴うであろうとも参加をためらう理由にはならなかった…
教会側は数年前から私の監視の為に送り込んでいたヨハネさんに講師就任をするよう強く打診をしてきていた…
ヨハネさんは最初はスパイのような動きをしていたが今では学園の運営にかなり協力的でしかも、今の方が幸せそうにしている…
そんな所を見るともう信用してあげて良いとも思えるが逆にまた教会との板挟みになってしまう事を私はあまり良く思わなかった…その為、ソフィアに就任の相談をしたのだった…
ソフィアは1番の適性である治癒魔法は世界最強と言っても過言ではない程の治癒力をもっている
しかし、他の属性であり攻撃魔法にも適した火・水・風・雷等も上級魔法使いと同等の使い手でもあった
しかも、他の魔法も使えない訳ではなかった
しかし、それは人の領域では無くなってしまうと思うほどの事なので口外しないでいる
要は全属性の使い手なのだ…
やはりMyステチュは凄すぎる
チートとしか思えない…
ソフィアも子育てが一段落したこともあり是非ともやりたいと張り切って言ってくれたのでありがたくお願いした
なので講師としては申し分無い存在なのだった!
もちろん人間性の部分でも生徒達にとって師としても素晴らしい存在になってくれるだろう!
「シュリちゃんの治癒魔法まるで最愛様みたいに優しい光だね!」
「最愛様って?」
「えー嘘でしょシュリちゃん!ソフィア先生の事だよ!あの伝説のダイヤモンドの襲名ステチュ『絵本道 最愛』様を知らないなんてあり得ないです!」
「ソフィア先生ってそんなに有名な方だったのですね私あんまりステチュさん達に詳しくないです」
「え!それなのに、この学園に来たの?」
「おねいちゃまに言われたから…シュリちゃんにピッタリな学園だから入りなさいって…」
シュリさんは暖かい光のオーラを持つ治癒魔法が得意なレディステチュ今まで会ったことの無いタイプのレディステチュだった
流れに任せて何故かここにいるという不思議な少女だった…




