母の願いと小さな心
「ルナちゃんまだ覚醒しないの?入学したらすぐに覚醒すると思っていたのに!」
「ごめんなさいママ…」
「『絵本道 最愛』は入学してすぐに覚醒したのよ!だからきっとルナちゃんもすぐに襲名してくれるわよね?あなたは本当に素晴らしい才能があるし美しい容姿も持っているのだからきっと大丈夫よね!ママの夢を叶えてね!」
ルナさんのお母様は元ステチュ
でとても可愛らしい方だしかし、襲名出来なかった事を
今でも人一倍悔やんでいるらしく、その夢をルナさんに叶えて欲しいと思っているらしい
ルナさんは小さい頃からとっても可愛らしくて歌もダンスも上手だったため、お母様はもちろん周りの大人達は皆、襲名ステチュになれるんじゃないかと期待をしていた…
「ハァーそろそろ帰らないと…ん?ステチュ研究部?」
「あ!ルナさんじゃないですか!!いらっしゃい、いらっしゃいステチュ研究部にようこそ!!襲名ステチュの事語りましょう!!」
「アミカさん何してるの?」
「サークル活動です!」
「サークル活動?」
「憧れの襲名ステチュ達の事を沢山語ったり調べたりするんですよ!楽しいですよ〜」
「あはは…何かアミカさん相変わらずだね!ちょっと元気出たよ…」
「あれ元気なかったの?じゃ琴鳥様と七海様のダブルセンターの曲あるのでホログラムで一緒に見よう!!カッコいいよ〜♪♪」
それをきっかけにステチュ研究部にルナさんは度々遊びに来るようになったそうで
その後一人部員が増えたとアミカさんが嬉しそうに報告してくてた
ソフィアと一緒に森の地下へ降りる日、数日前にアミカさんが言っていた言葉が耳に残っていた!
「マーサさん7レンジャーって絵本知ってますか?」
「え!ま、まぁ知ってるわよ」
知ってるも何も作者は私なのだ…いつものごとく転移前のあのヒーロー達を参考に孫達も喜ぶと思ったので王道のヒーロー物語を作ってみた
すると皆に大好評だったので…増産してグッズショップに並べたら口コミで広がっていった…
「キャンアイプロミスって7レンジャーみたいですよね!可愛いだけじゃないカッコいい所もあるし!見てて勇気も沸いて来るんです!」
キャンアイプロミスが7レンジャー?などと考えながら
祠の水晶の前に跪き言葉を読みとろうとすると
"義務を果たし続けるものに天使を授けよう7つの光が世界を守る騎士となるだろう"
祠の水晶が告げた…すると…
「お母様!7つの湖の色が変化していきます!」
7つの湖は同系色ではあるがそれぞれ美しい変化を始めた…
天使…騎士…新しい伝説が動き出す…




