久しぶりのホーム
レッドドール星に帰って来て
しばらくして正式に最愛さんを養子に迎えることとなった…
前々からスミス先生とハンナさんに相談していたのでいろいろ
な手続きもスムーズに進んだ
「最愛さんが安心して幸せになれる場所が出来て本当に良かった!」
「ありがとうハンナさん」
今まで保護者代わりだったハンナさんにはいろいろ葛藤があったけれど私達に最愛さんを任せてくれる事を決意してくれた
ハンナさんの為にも必ず最愛さんを守って幸せにしてあげたい
「お爺ちゃん…最愛さんの手のひらにも、しるしらしきものが現れたんだ…」
「本当にあの子は凄い子じゃの…襲名だけでなくしるしまで…遠くではあるが同じ血が流れているという事じゃな」
最愛さんは本当に命の危機にあったようだった
しかし、しるしが現れた事でここでの新しい役割ができ危機から生還する事が出来た…
とういう考えで一旦納得することにした…
落ち着いたらいろいろな事を
最愛さんと話して受け入れてもらえるように努力しようと思った…
長く学園を留守にしていたので
仕事が溜まりに溜まっていた!
教会の関係者であるヨハネさんは流石エリートなだけあって
どんな仕事を頼んでもそつなくこなしてくれていた
しかし、学園の様子を見て毎日、目を白黒させているようだった!まぁ無理もないだろう、学園には私が転移前の世界にあったものを、いろいろ取り入れているので…
こちらの世界の人は普通にびっくりするだろう
でもそこは聖職者なるべく動揺を見せないようにしているようだった
でも、流石にキャンピングカーには興味が押さえられなくなって私に運転させて欲しいと頼んできた!
やはり聖職者といえども少年の心は無くしていなかったのかな
「ふふふ」
この調子でこっち側の人間になっていってくれればと画策する私だった
そして水晶の前に久々に立った
私は驚いた!
新たな文字が読めるようになっていたからだ…
"試練を乗り越えたものよ許可を与えよう母の元へゆけ"と




