表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/205

いにしえのお告げ

「こ、この光はなんだ!」

「これは聖なる光じゃないか!」

「ま、魔方陣が!なんと素晴らしいことだ!!」

「聖女の母?…という事は

せ、聖母…なのか?」


魔方陣の光と共に最愛さんの顔に生気が戻っていった!

殆ど諦めていたようだった教会関係者達は大騒ぎしている


そして私に対する態度が急に変わった!

というよりは崇めているみたいになって怖くなった…


その後、心配して後を追ってきたスミス先生と共に教会関係者達を説得しレッドドール星に最愛さんを連れて帰れる事になった


船港で会ってここまで案内してくれたゴンザレスさんは行商人

だそうで、よく最愛さんのいる部隊に食糧を搬入していたらしい


日に日に弱っていく最愛さんを凄く心配していたらしい

「あっしにも同じくらいの年の娘がいるんで胸が痛くなりやしてね!すいやせんほんとはこんな喋り方なんでお許しを!」

「全然…楽な話し方でお願いします」


だいぶ元気になった最愛さんと一緒に船港まで送ってもらうことになった…

「いやーあっしも娘もあの未着ドキュメントが大好きで何度も一緒にホログラムを見てたので嬉しいやらびっくりするやらで!」


ゴンザレスさんは本当に良い人で、とても大きな商会の長だった後にグッズの流通等に手助けをしてくれたり長い付き合いになっていった

本当に良い出会いだったと思っている


ピアテンプル星では激震が走っていた!

何でもいにしえからのお告げで

"2つの世界を見たものが、全ての世界に愛と平和をもたらすだろう"という教えがあるらしい…


私がうっかり口走った事やあの魔方陣は相当の勘違いをさせるものだったらしく、最愛さんと共に私まで重要人物になってしまった


しかし、そのせいかあまり無理強いをしなくなった!

教会関係者の優秀な人物が監視?として送り込まれたが…

万年人手不足なのでこき使うことにした!


ジェムストウン学園に戻り敷地内にある私達の家に最愛さんの部屋を作った…

だいぶ元気になったとはいえ

心の方の傷はまだまだ癒えるのには時間が掛かりそうだった…


とにかく…ゆっくり休んで欲しい

戦場とは本当に恐ろしい場所だ!






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ