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強い思いとしるし

私は膝から崩れ落ちてしまった!

よく分からない教会関係者達の制止を振り切って無理やり入った粗末なテントの中で最愛さんは意識を失っていた…


「お爺ちゃん私絶対に行くから最愛さんの所へ」

「何を言ってるんじゃ停戦したからと言ってもまだまだ危険な場所じゃそんな場所に一人で駆けつけるなど考えられん!!」


「お爺ちゃん!最愛さんはうちの子になってくれるって言ってくれたんだよ!お爺ちゃんだって喜んでいたじゃない!最愛さんのお婆様が亡くなってからずっと心配だったから良かったって!だから、もう家族だよ!家族が瀕死の状態なのに行かないなんてあり得ないよ!」


私はお爺ちゃんの反対を押しきって宇宙船に飛び乗った!


「あなたは、ジェムストウン学園の方ですよね?ホログラムで見ました!」

船港に着いて偶然、最愛さんの

状況を知る人が声を掛けてきた

私は藁おもつかむ思いでその人に付いていった!


今思うと、とても危険な事なのに…知らない人に付いていくなんて!

そして案内された場所に居たのは全ての力を使い果たした最愛さんだった!


最愛さんが危険な状態だということは学園の人々にも知る事となり…

大騒ぎとなった…


特に特待生の二人は最愛さんの

影響でこの学園に来る事になった事もあり動揺が激しかった!


「私のお婆ちゃんを助けてくれたのに…まだ御礼もちゃんと言えてないのに…」

レイラさんのお婆様はレイラさんがまだシーキャスル星に居たとき、持病が急に悪化してしまった


そうあの日スミス先生の結婚式で私も一緒にいた時だった

本当に危険な状況で一刻を争う容態だった


しかし、その時、結婚式に遅れてやって来た最愛さんに助けられたのだった聖女の力で…


お婆様は前より元気になり看病の心配がなくなったレイラさんは最愛さんと同じ学園で学びたいという思いが強くなり特待生制度で入学したという経緯があった


2人の強い強い思いは私の所にまで届いている気がしていた…

私は最愛さんの手を強く握って叫んでいた…


「最愛さん起きて起きてジェムストウンに帰ろう!」

「止めてくださいこの方は教会の方に…」

「バカ言わないで!私の前いた世界じゃこないだまで、この年齢じゃ成人でもないのよ!子供なのよそんな子を戦争の道具にするなんて本当どうかしてるわ!」


「な何を訳の分からないことを!」

「とにかく私はこの子の母親なのだから…私が連れてかえっ」

「…マーサさん来てくれたんですか?」

「も、最愛さん!」


その瞬間…あの日見た光が再び現れた!

そうあの魔方陣が…

そして最愛さんの手のひらに私と同じしるしが小さいけれど確かな光…

















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