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戦地とおにぎり

星の綺麗な夜だった

久しぶりに私は水晶の前に体育座りでぼんやりしていた…


あ…来る

最愛さんの気配がした

「こんばんわ!良い夜ですね」

「最愛さんこんばんわ!久しぶりですね!どうですかアカデミーの方は?」

「はい沢山の事を学ばせて頂き楽しく過ごしています……………」


え?どうしたの何か嫌な感じがする止めて何も言わないで

「マーサさん私…戦地の医師団に参加する事になりました」

「医師団?聖女のお仕事ですか?」

「はい…」

「危険ではないのですか?」

「…」

「断ることは出来ないのですか?」

「…」

「どうして!まだあなたはアカデミーに行ったばかりで」

私は声が詰まって何も言えなくなってしまった…

そこからは記憶が無いくらい泣いて騒いだような気がする

すると最愛さんが静かに話し始めた


「私…お母様を随分前に亡くしているので勝手にマーサさんの事、お母様みたいに思っていたんです遠い親戚ということも聞いていましたし…初めて"おにぎり"を頂いて食べた時凄く懐かしい感じがして…知ってるはずないのに…」


もしかして、最愛さんも転移者だったりするのかな…

小さい時だと気づかないとか…


「なので絶対に帰ってきます!また"おにぎり"食べさせてください」


最愛さんは護衛も付くし絶対に帰ってくると何度も言っていたような気がするけれど私はとても納得出来るわけなかった…


「じゃ最愛さん帰ってきたらうちの子になってください」

自分でもむちゃくちゃなことを言っているのは分かっていたけど、これじゃまるでプロポーズみたいと思ったり…


「???」

「私には子供がいませんだからジェムストウン学園を安心して任せる人が必要なんですだから養子に入って側にいてください私を支えてください」


長い沈黙のあと最愛さんは


「…………はい!分かりました」

「えーーーーーいいの?」


ジェムストウンエンターテイメント事務所の方にも星からの要請が来てしまった、レッドドール星の同盟国が劣勢らしい私は毎日…祈るしかなかった


キャンアイプロミスの7人は思った以上にSAWのトーナメントに敗退したことにショックを受けていた七海さんに至っては初めてシアター講演を欠席する程だった…


しかし、トーナメントで当たった相手も悪かった…

どこぞの豪族がいろいろな星の皇女やらプリンセスやらを集めたグループだったので忖度もあったのだろう…まぁそれなりに実力もあったようだが…


また挑戦すれば良いのだけれど

このままだとグランプリというのは難しいのかもしれない







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