弱々しい赤いオーラ
「ねえマーサさん、あたしも『絵本道 最愛』みたいに、あたしみたいなのを助けること出来るの?」
ライリーさんはまた喧嘩でもしたのか顔に痛々しいキズを付けたほっぺをパンパンにしておにぎりを頬張っていた
「もちろんしっかりレッスンしてステチュになればしっかり毎月決まったお給料がもらえるからきっと今を変えられると思いますよ」
「分かった!あたしマーサさんを信じるよ!なんか他の大人と全然違うし…こんなとろにしょちゅう来るなんて物好き初めてだし…」
まだまだ弱々しい赤のオーラが
ライリーさんを包んでいた
ライリーさんをこの春から
特待生制度1号として推薦することを決めた…
「はぁ〜綺麗な海だな〜癒される」
シーキャスル星は面積の8割が海でできた美しい星で女神の園とも呼ばれている
そんな星でスミス先生とハンナさんの結婚式に招待されていた
「おめでとうございます!とても綺麗ですね〜スミス先生もカッコいい!それにしても2人のなれそめは何だったんですか?」
「私のお婆ちゃんがスミスのお
師匠さんで私が夏休みとかに遊びに行った時とかに親しくなったんです」
「へーそうだったんですね」
「ソフィアちゃんも出席してもらえれば良かったのにね〜どうしても外せない仕事が入ったみたいですね?」
「ん?ソフィアちゃんって最愛さんの事じゃないですよね?」
「そうですよ最愛さんの事ですよソフィアちゃんは」
「???」
「あれ?知らなかったでしたっけ?私の従姉妹なんでマーサさんとも遠い親戚ですよ!」
「お爺ちゃんどういう事?」
「ほほほ、贔屓になってもいかんから改めて伝えない事にしとったんじゃよスミス先生と相談して」
「そうだったんだ!!!」
myステチュが親戚!!!
今はとてもじゃ無いけど心の
整理が付かない…
驚きすぎて頭が真っ白だった…




