懐かしいさと罪悪感
エマさんエイヴァさんの様子が
気になって
3年生のグループレッスンを
覗いてみた…
3年生になると各ルームのレッスンとは別に、7人7色のグループを作り数曲歌って踊れるようになるまでレッスンをする
ルビーがセンターの曲を中心に
ルビーとサファイアのダブルセンターの曲、ソロ、ユニットと
かなりの曲数を完璧に覚えなくてはならない…
はぁ〜なんて可愛いんだろう!
最愛様推しの私でもエマさんの
可愛さには我を忘れそうになった
他の生徒達も楽しそうだな〜
しかし…前から思っていたけれどステチュ達が楽しそうに歌って踊っているのを見てもいつも何か足りないと感じてしまう
何故だろう…
「なつかしい♪いたみだわ♪
ふふふふふふ♪」
「マーサさんなんですか?そのステキな曲は!?」
「え!あ!どこかで聞いたのかな…」
「不思議な旋律ですね〜」
「そうかな〜」
「わたし歌ってみたいです教えて下さい!」
なんて事!この曲をエマさんが
唄ったらどんなステキになるだろう!
でも、これは盗作とかになるのかな…
でも、鼻唄みたいな感じならいいかな…
私はついつい転移前の懐メロを
エマさんに歌ってみせた…
するとエマさんはあっという間に覚えて唄ってくれた…
私は嬉しくてもっと他にも聞きたくなってしまった…
「これかも…♪ずっと…ずっと…♪」
私の頬に気がついたら、涙がどんどん伝っていた歌の力ってホント凄い!いろんな
思い出がフラッシュバックしていた…
「マーサさん!マーサさん!どうしたんですか?」
「はっトリップしてたわ!」
「トリップですか?マーサさん!
こんなステキな歌知ってるなんて凄いですよ!皆にも聴いてもらいましょうよ!」
ん〜ん困った!いけない事かもだけど…懐メロ!唄って欲しい!ステチュ達に…
私は悩んだ末、やっぱり転移前の曲をこちらの世界の人にも知って欲しいと思った…
しかし、ルールとして自分が作ったと誤解されないようにする事と生の講演の時だけのみ披露する音源化はしないと決めた…
言い訳になってしまうかもだけど転移前の世界の製作者の方達に対する最低限の礼儀としてそうしょうと思った




