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襲名と決断

私は決断を迫られていた…

書庫の中で豆茶を飲みながら考えていた…


元々襲名制度を作ったきっかけはお爺ちゃんの"才能が開花した少女達は瞳の色が変化するんじゃ"

という言葉からだった


瞳の色が変化する→襲名は

システマチックを心情にしている私にとって凄く分かりやすい条件だった…

しかし、大水晶の件もあったので、まだまだ見落としている事があるのでは…と心は揺らいでいた…


しかし…悩んでいる場合では無いくらい人々の声が無視できなくなっていた…


署名の数は凄い事になってきたし…

1部の過激なカラット達は

襲名を認めないと学園に火を

付けると脅迫まで発信し始めていた…


「ん〜ん困った!」

森の地下のドアに連れていってドアをエマさんに開けさせてみるというのも考えてみたが…


キャロルさんの襲名後…

何人かの生徒やステチュが勝手に開けられるかを試して大怪我をしてから、近くには立ち入れないようにしていた…


確証が無いままそれをするにはリスクが高かった…

そもそも、地下に入れるどうかを襲名の条件にするのも合っている事なのだろうか…


こんなに愛されているのだから、もう襲名ステチュと何ら変わらない気もしていた…

自分の作った制度に…苦しめられていた…


こういう時はやっぱり前世での知恵だよね!

私はあれを決心した前世でのアイドルの究極のシステム

"総 選 挙"


「総選挙じゃと?」

「そう総選挙!全てのステチュと全てのレディステチュを対象に人気投票をするの」

「してどうするのじゃ?」

「そして…エマさんが1位になったら襲名させようと思う!」


でもその事は公には発信するつもりはなくあくまで、総選挙の実施を発表するつもりだ…

これは私の心の整理のために使わせてもらう…ワガママだけど…


私はピアテンプル星に旅立つ前

総選挙の実施をお爺ちゃんに発表してもらい旅立った!


もちろんエマさんが1位になれば襲名になるのでは、という憶測が飛び交ったが…

ジェムストウン学園からは否定も肯定もしなかった…








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