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ピンクの水面

「お爺ちゃん!エマさんに密着取材の依頼がきたよ〜」

「なんじゃご指名かい?」


3年生卒業講演の密着ドキュメントは大好評だった


この世界の人は密着ドキュメントのような映像方式が初めての為か

裏側を見れたことが興味深かったようで反響が凄かった!


少女達の迷いや苦しみには涙し

夢や希望を応援し

コミカルに爆笑し

可愛らしさに癒され

感動を呼んだようだ!


そんな中、やっぱりというか狙い通りというか、エマさんの事をもっと知りたい見たいという声が多く上がったらしい…


エマさんは、たくさん映っていた訳でもなかったのだが…

あの強く美しい光に、どんどん人々は惹かれていくようだ…


「そんな訳でエマさんよろしくね!いつも通りの学園生活を見せれば大丈夫だから」

「ほほ〜ん…いつも通りですねニヤリ」

「ニヤリじゃないよ!くれぐれも変な事はしないでね!あ!後、幼少時代のホログラムが必要だからお家の方にお願いしておいてね」


「分かりました!小いちゃい頃のホログラムですね〜♪マーサさん見たら、わたしの可愛さに気絶しますよ〜」

「はい、はい(笑)」


その後…放送された密着ドキュメント第2弾が襲名制度を揺るがす

大騒動を巻き起こす


「マーサ、ピアテンプル星に行くんじゃったら、ここを訪ねてみるのじゃな…」

「教会?」

「ここの神父様に手紙を送っておくから話を聞いてみるんじゃな」

「分かったありがとう」


ピアテンプルに旅立つ前、大変な決断をしないといけない私は森の地下の湖を眺めていた…

美しく輝くピンクの湖面を…











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