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同期という絆

3年生の卒業講演から…1ヶ月

卒業を前に、ゆっくりと紫色に変わっていったイザベラさんの髪色が完全にアメジスト色に変化した…

オーラもそれはそれは美しく強い光となっていった…


そして…キャロルさんと同じように、大水晶の前で魔方陣は現れイザベラさんの瞳はアメジスト色に変化した…


ジェムストウン学園は歓喜に包まれていた!

同じ時代にこんなに多くの襲名ステチュが現れたのは、襲名制度が始まって依頼初めての事だった!


「もしかしたら、7つの宝石全てが揃うのかも!」

「そうじゃな、もしかしたらじゃな!」


現在の襲名ステチュ

サファイア 『木ノ亜 七海』

エメラルド 『洋華 奈子実』

シトリン『奈胡上 美音』

アメジスト『美野谷 蛍』

襲名レディステチュ

パール『森泉 こもも』

残るのはたった2名


その一人でルビー襲名を確実視されているエマさんは希望通りルビールームに進級した


「あ!エマちゃんどやったルビールームの様子は?」

「エイヴァちゃん!お疲れ様!」

「スッゴク凄かった!」

「?」

「講師の先生がね」

「あなた達はグループのセンターに立つステチュの中のステチュになる方々です日々全ての人に愛されなさい!!」

「みたいな感じで熱かったよ!」

「そうなんや、うちとは偉い違いやな…サンストーンは何かゲラゲラ笑って終わった感じやった!」

「そ〜なの?」


「ねえ今日ソフィアちゃんいるみたいだよ!ダイヤモンドルーム行ってみよ」

「そりゃええね!」


『絵本道 最愛』の人気は凄まじい勢いで全宇宙に広がっていた

その歌声が人々の心を癒す力が余りにも強いため…

聖女ではないかと真しやかに囁き始められるほどだった…


「ソ・フィ・ア・ちゃん」

「あ〜お久しぶりです!お二人共〜元気でしたか?」

「元気だよ〜あ!でも、もうソフィアちゃんじゃないんだっけ」

「そうや、最愛様と呼ばないとね!」

「え〜できればお二人にはソフィアと呼んで欲しいです…同期ですしね」

「そやね!同期」

「そーだね!同期」

「一人でレッスンちょっぴり寂しいので同期の皆さんとは心だけでも一緒にいたいので…呼び方はそのままが良いです」

「分かった!ソフィアちゃんだね!この後甘いものでも食べに行こう!」

「良いですね!」

「いこいこ!」


三人は久しぶりに美味しいスイーツを食べて夕暮れまでお喋りを楽しんだ


そんな中『絵本道 最愛』には

スーパーアーティストワールド(SAW)への参加が異例の招待…という形で決定した


エマさんには密着取材の第2弾の依頼が舞い込んだ


そして…私は近々、行われるサミットに最愛さんのスタッフに混ざって魔法使いが多く存在するというピアテンプル星に行くことにした…

あの魔方陣の事を調べたいと思っていたので良い機会だった…他の惑星に行くのは初めてなのでドキドキしていた


いつもよりずっと早く桃の花が咲き始めた春だった…



















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