並んで歩く
「珍しい!エイヴァちゃんが勉強してるよ〜」
「うるさいわ!うちは必死なんや!!」
「ど、どうしたの?エイヴァちゃん」
「ほら例のシスター制度!どうしても、こもも様のシスターになるんだって、突然、勉強頑張ってるんだよ」
2年生のルームは現在
2ルーム閉鎖している
1年生進級時、適性の生徒がいない場合そのルームは閉鎖となる
その為、シスター指名をおこなうのは
ルビー、サファイア、シトリン、サンストーン、パールの生徒となる
"エイヴァ様へ桃園荘の水晶広場へ来て下さい"
「手紙きたー!!」
いそいそと出ていったエイヴァさんが、シスター制度始まって以来初めて、スカーフの受け取りを保留するという珍事を起こした…
それを知った、こももさんは酷く動揺して自分のせいかもしれないと責任を感じているようだった
「エイヴァちゃんいくら待っても私はあなたにスカーフは渡さないわ!あの日話したはずよ」
「どうしてですか?こもも様!うちは、うちは…うちの事、どこが駄目なんですか?」
「エイヴァちゃん私はあなたの事大好きよ…それに凄く才能もあると思っているわ!でもあなたの進む道は私パールのシスターではなと思うの!一緒に歩いて行きたいの!」
「一緒に?」
「そう一緒に肩を並べて歩いて行きたいの!」
「襲名を目指しましょう…目指して欲しいの…美しいオレンジの光をサンストーンを」
その後…エイヴァさんは謝罪しサンストーンの2年生よりスカーフを受け取った…
私にオーラが見えるように
襲名レディステチュである、こももさんにも何か感じたのだろうか…




