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友とはライバルという意味

その舞台に2組は立っていた…

耳をつんざくような歓声に、私は胸が潰れそうになっていた

涙を流している事に気づいたソフィアがハンカチを差し出してくれた


ダイヤさんは、SAW予選を破竹の勢いで突破しSAW決勝リーグへの出場が決定した

決勝リーグは夏に開催されるので、一旦、ジャムストウン学園に戻ってきていた


「賢者様、人って笑っていると皆、美しくて可愛らしいですね!」

「どうしたダイヤさん急に?」

「私、分かっているとは思いますが、ステチュを目指したのは異世界に行きたかったからです…でも今は」

「今は?」


「ダイヤちゃん!!」

「ダイヤちゃーん!!」

「ん?」

「ミサマサ…?」

ホログラム局でのお仕事の途中なのか、なにやら白ウサギと黒ウサギの着ぐるみを着た2人が叫んでいる


「私ら、ぜえーたいに負けませんからね!」

「負けないからねー!」

「私らはズーとズーと前からステチュを目指していたのよ」

「昨日今日、目指したダイヤちゃんとは全然違うんだからね!」

「昨日今日って…笑」

「友と書いてライバルと読むんだからね!」

「読むんだから!」

「笑」


SAW決勝リーグが始ると襲名前にも関わらずミサマサコンビの爆発的な人気は全宇宙に、広がっていった!

既に、『弓 愛李夜』(ユミ アリヤ)

『波花 絵琉』(ナミハナ エル)

の近々の襲名をカラット達も確実視していた


ミサマサコンビのシンクロダンスはアクロバティックな要素も加わり可愛さとカッコ良さが融合し双子にしか出せないであろう芸術性をおび始めていた


ダイヤさんの歌唱力は、まだ十代前半とは思えない迫力と艶を持ち合わせていて、聖女としての能力開花は秒読みなのではと感じさせた


学園では先生方と生徒達がホログラムの中の2組を応援していた

とちらが優勝してもソフィア(『元 絵本道最愛』)が持つ最年少優勝記録を更新する事になる











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