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懐かしい地球

時間の概念が違うのか?何なのか?

私は、懐かしい感触の座椅子に膝を立てて座り、しばし考えを巡らせていた…


「はぁっ分からん!!」

考えた末私は職場に退職届を出そうという結論に落ち着いた

それは、あちらの世界でしばしば思っていた事だったからだ


元の世界で、もし私が急に姿を消してしまった事になっていたら、職場の人達が心配しているだろうなと…


もし、死んでしまっていたとしても急な事に、悲しんでくれる人が少くともいるのではないかと…

でも、今こんなに幸せにやっているので、そんな方々に申し訳ないと…


私は普通にあの頃のように出勤し職場に退職する胸を伝える事にした


「海外に行くことになったのです!遠い親戚の所でお爺ちゃんと暮らす事になりました」

すべてが嘘という訳ではなかった

急な事に職場の人達は、とても驚いていたが、唯一の肉親であるお爺さんが見つかり一緒に暮らせる事をとても喜んでくれた


何より私がとても幸せそうに話しているのが、皆を安心させていたようだった

「皆さん本当に今までありがとうございました」


部屋に戻った私は、ダイヤちゃんがいつ、こちらに来ても良いように準備を整えた

数十年振りの東京を懐かしむ余裕も無いまま買い物やら掃除やら忙しく動き回った


「ふぅ~こんなもんかな!こちらの流行りの可愛いお洋服も買えたし、これを着たら可愛すぎて大騒ぎになっちゃうかな〜スカウトとかされちゃったりして(笑)」


そんな感じで呑気に可愛いお洋服を着せて東京を観光させてあげようくらいに考えていた

私は、相変わらず、こちらの世界でも襲名ステチュが全ての人を魅了してしまうような破壊力を持っている事を予想出来ていなかった…











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