伝説と史実
ダイヤモンドルームに受け継がれていく名を考える時あの人からと決めていた、僅か21歳で引退した伝説のアイドル、いやアイドルという枠に収まってはいなかったあの人から…
『絵本道 最愛』(エモトジ モア)ダイヤモンド襲名ネーム
「あ!パール隊長!」
「リストありがとう!でもビックリしちゃった、もうあんなにカラットがいるなんて」
「私はビックリしてることにビックリですよ!ダイヤですよダイヤ」
確かにダイヤモンドの襲名は襲名制度が始まって初めての事で書庫室で調べた限りダイヤモンドの瞳に覚醒した生徒は今までたった一人しか居なかった…
ダイヤモンドへの覚醒は光だけでなく影も持ち合わせていないと成されないと学園長の日記に記されていた…
なので本当に凄いことなのだ
「うーん、うーん」
「どないした?エマちゃん珍しく難しい顔して」
「もう!わたしだって、たまにはホントにたまにだけど悩んだりするよ!」
「ごめんごめん何を悩んでるん?」
「演技って難しいよね〜ソフィアちゃんに相談しようと思ったけど忙しそうで」
「そやな襲名講演終わるまでは猫のても借りたいってマーサオバチャンもいっとったわ」
「そーなんだよね!こないだダイヤモンドルームを覗きに行ったらソフィアちゃんめちゃ沢山の大人に囲まれてて…」
「そしたら自腹切ってシアター公演でも見に行ったらええかも!うちも行きたい思ってたし」
「そうだね〜一緒に行ってくれる?」
「襲名二人がいるプラチナシアターのチケット取ったるよ!」
プラチナシアター
襲名ステチュが在籍するトップシアターで多くのステチュ達が憧れる場所…
年に200公演以上開演されている
その舞台に立てればステチュの夢が殆ど叶ったと言われるほどの聖地なのだ…




