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この世界とあの世界の価値観

この世界にはこの世界の理ある…

私は転移前の価値観をこれまで軽はずみに、この世界に取り入れてきてしまった

それは正しかったのか、間違っていたのか


どちらにせよ身分制度については立ち止まって考えなければならないと思っていた

政治を世襲で行う世界は良くないと私的には考えていた

それは前の世界で悪い面が多いと感じていからだった


しかし、こちらの世界での王族の政治はかなり素晴らしいと感じていた

自分達の立場を良く理解し星民達をよく治めている


そんな王族達を星民達は尊敬をもって崇めてもいる

実に上手くいっていっているのだ

今回の幼稚舎設立についても貴族側からの反発や要望などは殆ど無かった


むしろ、星民の皆さんが貴族様と同じ場所で子供を生活させることを躊躇しているようだった


「そういえば総選挙の時もネチネチ言われたけど許してくれたんだよね」

「そうですね投票で1番を皆の一票で決めるなんていうのは、お母様の言う民主主義の最たるものですからね」


「こちらの王族も貴族も心が広いと言うか純粋に星を良くする事を考えている聖人のような人が多いね」

「そうですね聖人でないと病んで死にますから」

「ん?どいうこと?」

「え?悪い心を持ったら病んで死にますよ当然、人を治めるのですから」


「こ、恐い…まさかと思うけこの星の偉い方々が聖人君子な人ばかりなのはそういった理由があるってこと?」

「もちろん!初代国王が星を治める者は聖人から逸脱した時、病ませ死を与えよと願ったとか」


何てこった!こちらの世界に来てかなりの年数がたったけれど分からない事がまだまだあることに驚いてしまった

実際には病んだ場合、退位するのが通例なので殆どは死までは至らないようだが…

と言うか願ったって、もしかして宝玉じゃないよね?


転移前の価値観は今もまだ私の中に深く刻まれている

しかし、私は幼稚舎のクラスを貴族と庶民で分ける決断をした

この世界への畏敬の念を込めて


宣伝効果とクラスを分けるという発表はあっという間に星中を駆け巡り入舎希望者が急増した!

そしてあの二人の天使、マーサとミーサをもっと知りたい!もっと見たいという要望が殺到しハーパーさんがてんてこまいになっていた


ダイヤモンドの襲名ステチュが現れれば、二人が子供であっても覚醒してしまうのではないかと思えてしまう程、二人はステチュの素質に満ちていた

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