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2つの宝玉と異世界への扉

もし何でも願いが叶うとしたら、やっぱり私は元の世界に戻りたいと願うのだろうか…

こちらの世界に来てから何度か考えた問いが今まさに目の前にある…


森の地下の祠に並んだ2つの宝玉をボンヤリと眺めながら私はため息をついた…

精霊王の姫様から授かったとんでもないお礼?は扱いに困った奈子実さんから学園への寄付という形で2つの宝玉が揃ってしまった!まさか元あった水晶も宝玉だったなんて…


まあ…見たい物が何でも見える水晶なんて確かにおかしかったよね!

だとしたら…

"もし異世界への扉を願えば叶えられてしまうのだろうか"

と考えると恐ろしくなってしまった


「お母様…大丈夫ですか?凄い汗ですよ…この宝玉について思案するのは直ぐでなくても」

「そうね、学園も長らく留守にしてしまったし3年生は各ルームに別れたばかり様子を見てあげないとね」


ジェムストウン学園では3年生に進級時、各宝石ルームに別れる

本人の希望よりも特性を重んじるため様々な思いが交錯する


それに今年度は7ルーム全てに襲名レディステチュが在席するという異例中の異例の年となった

しかし、キャンアイプロミス騎士(ナイト)は今まで私がイメージしたステチュ像と全く違った個性となった

そのため戸惑いも起こってしまっている


「ミーサさんいよいよ私もツインテールにする時が来ましたね!」

「ん~、アミカさんがツインテール…に、似合わないかな」

「え?え?ちょっと待ってくださいよ!私楽しみにしていたんですよ!グループのセンターでステチュの中のステチュであるルビーはツインテールじゃなかったんですか!」


私が理想としたステチュグループには髪型、衣装、キャラクターにおいて全て個性をハッキリと持たせていた3年生の1年間はそれを学ぶ時でもあった


「だとするとキャンアイプロミス騎士(ナイト)の7人は別ルーム創設が必要ですか」

「ん〜それは違うかな適性的にはそれぞれのルームに居ることは間違っていないと思うので」


「そうですか…でも卒業後の劇場についてはティアラシアターを専用としてもらうのはどうでしょう」

「確かにソフィアがそう言ってくれるならその方が良いかもしれない…全宇宙ツアーも予定しているのでこの星を留守にすることも度々になるだろうし」

「各シアターに所属するのは活動的に難しいですからね」


ティアラシアターはソフィア(絵本道最愛)

の為に作られた劇場で絵本道最愛が森の地下にステチュを還してからステチュの講演は殆ど行われていなかった


今のキャンアイプロミス騎士(ナイト)ならばティアラシアターに相応しいと自信を持って言える

















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