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ここにいる理由

手のひらにダイヤモンドのスターも表れ…

とうとうお爺ちゃんと一緒に森の地下に降りる事になった


「うゎー緊張する!大丈夫かな?何かやっぱりお前は駄目だーみたいになって弾き飛ばされたりしない?」

「大丈夫に決まっとるじゃろ!だが降りる前に話したい事があるんじゃ」

「なに?」

「少し長くなるが、やはり降りる前に話しておきたいのじゃ」

「分かったじゃそこのベンチに座る?」


お爺ちゃんが話してくれたのは私が生まれた時の話だった…

どうやら私は双子だったようだ

しかし、お爺ちゃんの娘、私のお母さんのお腹の中ですでに亡くなっていたらしい…

お母さんもその後、産後の肥立ちが悪く亡くなってしまったらしい…


「元々体の弱い子じゃったから双子の出産は難しいと言われていたのじゃけど、娘はどうしても産むことを諦めなかったんじゃよ…この後あまりにもショックだったのかお前の父さんは家を出ていってしまったのじゃ随分と愛し合っていた夫婦じゃったからな…マーサを残して…お前はマーサじゃないんじゃろ?」

「え?」


お爺ちゃんは私が何か変だと随分前から気づいていたらしい…何かが違う、もしかしたら別人じゃないかと…

でも…辛くてそれでも良いと思っていたらしい、しかし、しるしが表れたことでもう一つの希望が確信に変わったらしい…

あの時亡くなった双子の一人が戻ってきたのではないかと…

もしかして…私が前世だと思っていた場所こそが異世界だったのだろうか…


「わしは会ったこと無いのじゃが何らかの理由で別の所に流された者が戻って来たという話があるのじゃその者達は皆一様に別の世界を見たと言うらしい」

「別の世界…」

私は転生ではなく戻って来ただけなのだろうか…


「マーサさんマーサさんどうしたんですか?」

「あ!ごめん、ごめんパール隊長!」

今私はパール隊長とグッズ展開の相談をしていたところだったんだ!

いろんな事がありすぎてぼーとしてしまっていた…


「本当にマーサさんは面白いアイデアがじゃんじゃん出てきますね〜このアクスタ?なんてメチャメチャ欲しいですもん!」

「ははは〜ま〜ね…」

不味いあまりにもオタクを出しすぎると騒ぎになるかな(^_^;)


「ところで、地下ってどんなところだったんですか?」

「それはあまり話しちゃいけないみたいでね」

「えーそうなんですか〜」


森の地下…そこはまるで天国のような場所だった






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