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新たな奈胡上美音と春の大賢者

「アニタ〜あのはるのように、あたたかでうつくしいオーラをしたひとはだぁれ?」

「あの方は確か賢者ミーサ様とおっしゃったかしら…古の賢者様と同じ二つの世界を見た者だとか」

「へーすごいひとなのね」


奈胡上美音さん(エリーさん)はピアテンプル星出身でその歌声は神の与えし宝玉と称されていた


そして驚くことに教皇様の4番目のご息女だという…本来なら貴族等高貴な方々に嫁ぐ為の礼儀作法等を学ぶか聖職者になるための学院へ行くのだが、ジェムストウン学園に編入を熱望するというかなり異例な存在だった


「エリー様ダメですよそちらに行っては皆様がお説教を受けてるのだから」

「わたしもけんじゃさまのおはなしききたいわ」

「いけません私が怒られてしまいますよ」

「だってかみさまがいるのになぜあらそいがなくならないか、なぜびょうきではやくしんでしまうひとがいるのか、どうしたらいいか、けんじゃさまならしってるかもアニタもいこ」


美音さんは子供の頃から、私の事をとても慕ってくれていたようで講習会もちょくちょく潜り込んで聴衆していたらしい…


そしていつからか私の考え宗教観(日本人の)や日本が敗戦後、戦争を放棄した事などに感銘を受け私の近くでもっと学びたいと思うようになったそうだ


「アニタわたしもけんじゃさまのサインがほしいもらってきて」

「わ、私のようなものに貰えるのでしょうか?」

「けんじゃさまはとてもきさくなかたとみながいっていたのでだいじょうぶ」


私は講習会の後しばしばサインみたいなものを教会関係者に頼まれる事があったサインなんてものは無いしどうしていいか分からず転移前のことわざやら四文字熟語やらをこちらの世界にアレンジして書いていた


それが、なんと高値で取引される程、人気になってしまったという経緯があった

その中に美音さんに頼まれた乳母のアニタさんが私から受け取ったものもあったらしい


「アニタ〜いただけた?」

「はい!頂けましたが…温故知新(おんこちしん)どういう意味でしょうね」

「わたしかんがえる!!」


「その後…私は沢山の古い教えを調べて学びました!改めて神の事、神の言葉を」

「温故知新を実践したんだね」

「そしてやはり賢者様の近くで新しきを知りたいと思ったのです」

「そうだったんですね」

「春の大賢者様の元で…」



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