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新たな京前瑠々子ともう一人の自分

「そこにいる貴女は京前瑠々子?キャンアイプロミス騎士(ナイト)のリーダー?」

鏡の前…京前瑠々子さん(ラブリさん)は静かに呟いた…

瑠々子さんは美しい七色のたすきのオーラを纏ったキャンアイプロミス騎士(ナイト)の絶対的な指針であるリーダー、グループの事を何よりも大切に思っている


「ここ最近の出来事のせいでカラット達との距離が遠くに感じるようになってしまった気がするんです」

「そうだね〜何か世界を救った救世主?英雄?みたいな感じになってからは特にねはは」

「前みたいに身近に感じてもらう為の方法があれば良いのですけれど」


そんな瑠々子さんと喫茶オレンジジュエルで話した雑談の中で決まった事の一つが握手会開催だった


カランコロンギー

「いらっしゃいま…久しぶり瑠々子様!」

「様とか勘弁してくださいよぉ」

「ははは今日は1人?」

「いえ、ミーサさんが後から来ます前の用事が押してしまったみたいでナポリタンでも食べて待ってて欲しいと言われまして」


「そー相変わらず賢者様は忙しいんやね~」

喫茶オレンジジュエルは一代前のサンストーンの襲名ステチュのエイヴァさんと相方のクロエさんが経営する会員制の喫茶店で

ジェムストウン学園関係者の憩いの場になっていた


「瑠々子はん全宇宙ツアーの企画構成、頑張ってるみたいやね!皆が褒めてたよ!瑠々子はんは皆の良いところを引き出す天才やって」

「え~照れますね」

「成功間違いなしやね!」

「そう…ですね…」


「どした?いつもより元気ないね」

「もう一人の自分なんですよね」

「ん?もう一人の自分?」

「リーダーという…でも京前瑠々子としてはまだ何も出来てない気がするんです」

「そしたら瑠々子はん、うちと一緒でコメディ好きやから何かコメディ要素の有る事してみたらええやん」


カランコロンギー

「ごめんね!お待たせ」

「ん?どうしたの?」

「あ!ミーサさん、瑠々子はんにコメディやらせたって!そろそろ笑いが足りひんようになっとるようやで」

「コメディ?いいですね〜」


瑠々子さんの話を聞いて私は、前から考えていた是非、実現させたいと思っていた計画をソフィアに話した

「ホログラム局ですと」

「そうなのよ!とうとうと言うかやっとと言うかズーとやってみたかったんだよね!テレビ番組!私、物凄いテレビっ子だったから!」

「テレビ?っ子?」


「そうなのよ大切な事は全部テレビから教わったってヤツよ!!それなのにこっちの世界にはテレビ文化が殆どの無いのよね!!政権放送みたいなのしか…密着ドキュメントも珍しがられたし」


「そうですね…理解は追い付きませんが…」

「とにかく瑠々子さんに楽しいホログラム放送をしてもらいたいのよね!前の世界で言うところのバラエティー番組みたいな」


今はいろいろな事が落ち着いたのでチャンスとばかりにホログラム局設立の話をハーパーさんにした


「やっと落ち着いたと思ったら又新しい事業ですか?もう慣れましたけど」


ハーパーさんにはグチグチと嫌みを言われたが結局進めてくれる事になった!

いろいろな事を発信できる場所が出来るのはステチュ達やカラットの達に良い影響があるだろうとウキウキしていた


それが大変な騒ぎになる可能性を秘めている事をいつものごとく失念していた





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