新たな清之琴鳥と正義のミカタ
「お〜い琴鳥〜琴鳥〜ことり〜ア・ミ・カ!!どこいっていたの?レッスン遅れるよ」
「あ!ごめんごめんまだその呼び名慣れてなくて私の事だったね(夢みたいで)窓から大荷物もったお婆ちゃんが見えたから家まで送ってたんだ」
「またぁ〜人助けも良いけど遅刻はダメだよ!」
「はい!すみません気を付けます!」
キャンアイプロミス騎士のセンター清之琴鳥は義理と人情に熱い今までのセンターとは一線を画すタイプのステチュだ!
容姿はというと抜群のプロポーションを持ち可愛いというよりは笑顔が眩しい健康的美人といった感じだ!
ダンスはアクロバットを取り入れたダイナミックかつ技巧的な見せ方が得意で唯一無二にして絶対的センターにふさわしいスキルの持ち主といえる
その瞳の輝きピジョンブラッドで有ることが全てを物語っていると私は感じていた
「はぁはぁ…琴鳥ちゃんのダンスに合わせるには苦労しますね」
「ホントに…まさかステチュになってからバク転を練習する事になるとはね!」
「なんかすみません…ホログラムに皆のパートを私が踊ったの記録しておいたので良かったら参考に見てください」
「わ〜ありがとう!凄い全員分あるよ〜」
「大変だったでしょう!」
「琴鳥はんありがと!皆〜!必ずキャンアイプロミス騎士の強みになるはずやから頑張ろう」
全宇宙ツアーに向けて7人は構成演出を練り上げていた
もはや彼女達の実力は講師の先生やプロの演出家も凌駕してしまっていた
舞台装置の方もどの星を探しても技術科の生徒達の方が素晴らしいものを創りそうだと思ってしまう程の実力となっていた
その為、ツアーの殆どの構成を襲名レディステチュ達に決定権を委ねていた!
「あ!ねいちゃんお帰り」
「あら!アミカどうしたの?」
「うん、全星ツアーに行く前に皆の顔を見ていこうと思って外出届出してきた」
「泊まっていけるの?」
「うん、泊まってく」
「やったーねいちゃん7レンジャーごっこしようぜ!」
「皆寝た?」
「寝たわよ、久しぶりにお姉ちゃんと遊べてはしゃぎすぎて疲れたみたいあっという間に…アミカは寝ないの?」
「うん…眠れそうになくて」
「ツアー心配なの?」
「ん〜凄く楽しみ!でもまだ不安の方が大きくて…」
「そうだ良いもの見せてあげる」
「ん?何?」
「お父さんの昔のホログラムが出てきて、ほらお父さん子供の頃、正義のミカタになりたいとかしょっちゅう言っていたらしいよ!血は争えないね」
「じゃ私…お父さんの変わりに夢を少しは叶えられてるかな?」
そこにはマントをつけてまるでヒーローみたいな格好をしたアミカさんのお父様が居たそうでそれを見てお母様と二人で笑いながら涙を流したという
お父様の命の一部をある意味もらい受けたアミカさんが今この世界を救ったのだから、夢を引き継げたのかもしれない




