ジェムストウンHDと幼稚舎
桃と桜の花びらが舞い散る新たな年が始まった!!
全ての宝石達が美しく輝いている!!
新たな年を迎え"ジェムストウンHD"はジェムストウン幼稚舎開設を宣言した!
「ホールディングですと!」
はい、いつものありがとふふ
「そうこれだけジェムストウン関係の事業が多岐に渡ってしまうと束ねる為にホールディング化するのが良いと思うの」
「まだ理解はついていけてませんがお母様のお考えなら間違いないので大賛成です!」
ホールディング化最初の事業がジェムストウン幼稚舎の開校だった
不思議な事にこちらの世界には幼稚園や保育園という概念が無かった
小さな子供に教育などしても意味がないという考えがあるようだ
でも私は転移前、幼児教育がとても大事だという事をしばしば耳にしていたので、こちらの世界でも是非、取り入れたいと思っていた
それに働かなくてはならない庶民は子供を1人家に置き去りにして、しばしば危険な状態を作ってしまっているようだった
そんな事が減るようなきっかけになればと思ったりもしていた
そしてその後も一貫性のある学園運営が出来るように計画しているそれは何よりマーサ、ミーサの為でもあった!
婆バカだと笑われても仕方がない!しかし、可愛い園服姿がどうしても見てみたい!
そんな訳で春にふさわしい新たな挑戦が始まった!
「わぁ可愛いマーサもミーサもスモック凄く似合ってるね!」
「おともだちいっぱいできるかな?」
「おともだちいっぱいはすてきなの」
「そうだねたくさんお友達作っていっぱい遊んでね」
「マーサちゃん!ミーサちゃんおはよう!」
「あ!ダイヤちゃんだ!おはよう」
「エマさんソフィアおめでとう!」
「有難うございます子供達の事よろしくお願いします」
「家の子もよろしくお願いします」
「はは、わたちのことしんぱいでずっとメソメソしてたです!」
「へーエマさんが珍しい」
「ダイヤちゃんはしっかりしてるから心配無いんじゃないの」
「そーなんですけどね」
いつも自信たっぷりのエマさんも子供の事となると勝手が違うものなのだろう!
そんなエマさんの様子も微笑ましく感じた
「それにしてもミーサさん幼稚舎なんて改めて凄いことを始めましたね!私の周りでは賛否両論ですが賢者ミーサさんが間違った事をすることは絶対無いのでと話してますよ!」
「う、そうなの…結構大袈裟な」
「大袈裟じゃないですよ!今や数々の偉業は伝説になりつつあるのですから」
「ははは…」
私と7人は先の戦争で"英雄"になってしまった!え、英雄…
えらいこっちゃなのだ…




