表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
120/205

本当の気持ちと進級

エマさんは、"ルビーの先輩としてアドバイスしたったわ"となぜか変なスカイ弁を残して次のツアー先に向かってしまった…


珍しくエマさんが誰かにアドバイスしたことに驚いたけれどあの2人なら、エマさんなりに何か感じたのだろう


ステチュ研究部の部室に1人でぼんやりと座っているアミカさんを見かけて声を掛けた


「アミカさん…エマさんと話したの?」

「ミーサさん…うぅ」

するとアミカさんは嗚咽を漏らして泣きながら話し始めた


「会ったんです!中庭で偶然で私…思ったんですエマ様と話して…いや違う!本当は

ずっと前から7人が羨ましか

ったんです…魔王の私が辛かった幸せじゃなかった…

どうして私が7人の中にいないんだろうって…でも私は相応しくないんです」


私は戸惑ってどうしてこうなってしまったんだろうと考えを巡らしていた…


私自身どちらがルビーの襲名の可能性があるのか…

水晶の言葉の理解が出来ないままでいた


アミカさんの言う相応しくないという言葉も容姿の事だろうか位にしか思っていなかった

しかし、違っていたそれを知るのはしばらく後になってしまった


そして、ルナさんは私とソフィアにご家族を説得する事が出来たら技術ルームへ変更をしたいと願い出た


「ルナさん本当に良いの?」

「私…エマ様とお話出来て本当に良かったです…大好きな全てを幸せにする!それがステチュなら…自分自身も幸せにしないと、ここに居てはいけないんだと」


そして…春がやって来て新しい年が始まり新入生が入学し在校生はそれぞれの思いを胸に進級した


ルナさんは自分の気持ちにしっかりと整理が付いて行くべき道、居るべき場所を見付けたようだった…


なので前より毎日を生き生きと過ごしているそして、お母様に技術ルームに変更する為の説得を続けていた


なかなか承諾は得られないようだが子供が本当にやりたいと思う事を一生懸命伝えれば反対する親はいないと私は信じたい…


しかし、そんなルナさんとは反対にアミカさんのは日に日元気がなくなっていくようだった…


2年生はどの宝石のルームに進級するか適性を見極める一年間が始まる…
















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ