伝説のピンクのルビー
"自分の事は好きですか?"
そんな心理カウンセラーが聞いてくるような質問を伝説のピンクルビーはいつでも突然問い掛けてくる…
「二人とも自分の事好きじゃないの?ステチュの自分が好きじゃないの?わたしは元
ステチュの自分が大好きだよ!もちろん今の自分も大好き!!」
「珍しいですねエマ嬢が後輩の事を気にするなんて私がマネージャーになって初めて
かも…」
エマさん(元『清之 琴鳥』)はママになった現在でも絶大な人気で精力的に公演や
舞台をこなしている
数年振りに大規模なツアーを開催していてその日はティアラシアターでの公演だった
「マーサさんじゃなかったミーサさんお久しぶりですわたし可愛かったですか?」
「はい!もちろんとっても!幸せな気分になりましたよ〜ところで今日は勉強の為に
レディステチュ達も見学に来てるんですよ」
「あの2人」
「あの2人?」
エマさんは先日の3年生卒業公演をお忍びで見に来ていたらしく新入生のセンター2人の事が気になっていたらしい…
「どうしたの?ルナちゃんアミカちゃん」
「さっきから黙って…」
「ふぅ〜可愛いの女神!!」
「はぁ〜ルビーの妖精…」
「何の話?」
「ブランコに乗っていたの」
「中庭の庭園の…まるで絵画のようだった」
ルナさんとアミカさんはエマさん(琴鳥さん)のオーラに圧倒されたらしく他の生徒としばらく話が噛み合わなかったらしい…
「好きとか嫌いとか考えたこと無くて…」
「私はどちらかというと自信もないし…」
「ふ〜ん…じゃカラットは好き?友達は好き?ママはパパは?犬は?猫は?空は?花は?好き?」
「え〜と」
「あ!えあの」
「わたしはね全〜部大好きなんだ〜だから全部幸せにするの…それができないなら
ここは、わたしのの居場所じゃないの!それはあなた達も同じだよ!」
「と言うようなことを言っていたんです」
「ミーサさん私達はここに居て良いのでしょうか…」




